嫌われる勇気

三連休も終わりましたね。

連休中に読んだ本のなかに、「嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健・著)」があります。

Amazonでも長い間ベストセラーになっているので気になっていましたが、
読んでみてその理由が分かりました。

この書籍は、ユングやフロイトと並び「心理学の三大巨頭」とも称される、
アルフレッド・アドラー思想を、青年と哲人との対話で読み進められる本。

対話という形を取っているので、読みやすく、入り込みやすいです。

「アドラー心理学」はまったく知りませんでしたが、
なるほどと頷くことがとても多かったです。

「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」

「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」

「もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからにすぎない」

「幸福とは、貢献感である」

「人生とは連続する刹那」

など、心に残る言葉がいくつもありました。

青年が哲人に猛烈に反論するその姿に、なぜか応援したくなりますが(笑)、
それと同時に、青年と一緒に諭されていく自分も見つけたりします。

「アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定する」
「アドラー心理学では『ほめてはいけない』という立場をとる」

など、少し驚くような考え方もあるのですが、
読み進めていると「なるほど」と思ってしまう。

それだけ深い思想なのだろうと感じます。

青年と哲人との対話に思わず引き込まれてしまう一冊。
読み始めたら最後かもしれません。

【今日の一冊】
「嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健・著)」

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