メルマガvol.157(2011年7月9日配信)より
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【メインコンテンツ】~たくさんの人を呼び寄せる「心の持ち方」とは?~
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■教室の認知度と生徒募集の関係
教室を開いたばかりの頃は、まだ教室も地域に知られておらず、
生徒募集がうまくいかないことも多いです。
やはり、教室の認知度と生徒の集まり具合は、
とても密接に関わっているからですね。
だからこそ、教室の看板を出す、募集広告を出すなど、
リアルな媒体によって、少しずつ教室の存在を知って
もらう活動をするわけです。
また、今はインターネットが普及していますから、
ホームページなどで認知度を高めることもできます。
■生徒さんが生徒を連れてくる
最初の生徒を集める大変さ、苦労というものは、
私自身が一番よく知っています。
何をしても問い合わせの連絡も来ない、来たとしても、
冷やかしの電話だった・・・
そんな苦い経験をたくさんしてきています。
いろいろと試行錯誤して、初めての生徒が入室!
となったときは、本当に嬉しかったですね。
「まずはとにかくこの子を大切に育てていこう」
そういう思いを抱きながら、事実上の教室運営がスタート
したわけです。
初めての生徒が来てくれたとき、同時に私は、
次のことを大事にしていこう、と決めました。
「この子を取り囲むすべての人を大切にしよう」
通ってきてくれる生徒を大切にするのは、
指導者として、いわば当然のことです。
けれども、社会や地域に関わる教室運営者として、
大事にすべきことは、もっと「広い」ところにある。
そして、その「広い」ところにこそ、
教室運営の成功のための、重要なものがある。
そう考えたんですね。
■その生徒の背後にいる人を大切にする
ピアノレッスンの場合、個人対個人ですから、どうしても
目の前にいる生徒だけに、フォーカスしがちです。
けれども、その後ろにはたくさんの人の「支え」や
「関わり」がある、ということは意外と忘れがちです。
保護者や祖父母、兄弟、親戚の方、友達、学校の先生、
他の習い事の先生、近所の人、保護者の友達・・・
考えていくと、きりがないですよね(笑)
ご自身を取り囲む人々のことを思い出していただけると、
いかに、自分は多くの人に支えてもらっているのだ、と
いうことが理解できると思います。
ひとりの生徒だけでも、こうしたたくさんの人との
「関わり」や「交わり」を持っている。
教室の生徒全員を考えたら、膨大な数になるでしょう。
■「近づきやすさ」というキーワード
我々にとって、そうした人々は、実際にはほとんど
接点はないですし、目に見えない存在です。
けれども、そうした「目に見えない人」をも大切にする、
そうしたマインドが、教室運営者には必要なことなのでは、
と思うのです。
そういう人々の存在があってこそ、今こうして、
この子と出会うことができ、向き合うことができる。
そういった考え方は、生徒募集に限らず、
大切なことなのだろうと私は思ったりします。
具体的にこうする、という方法論ではもちろんありません。
ですが、そうした気持ちは、結果的に人に対する
「親しみ」や「敬意」そして「近づきやすさ」と
なるのではと思うのです。
それが、自分の教室を勧めてくれることにつながったり、
人を集める「誘引力」となるのでしょう。
口コミが起こったり、紹介が増えたり、人が人を連れてくる、
という嬉しい連鎖は、ここから生まれます。
そして、紹介だけで教室運営が成り立っている先生は、
悉く、こうしたマインドを大切にされています。
どんな時代になろうとも、こうした部分は、
本当に大切なことですよね。
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