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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.154より

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【メインコンテンツ】~「じんわりあったかい」は教室運営のポイント~
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 私のセミナーを受けたことのある方は、私が、

 「共感」

 というキーワードをよく使っていることにお気づきでしょう。

 「共感」とは、他の人と感情を共有することです。

 相手が辛いとき、自分もその感情を理解して、
 辛いという感情を共有する。

 相手の話を聞いて、その人が抱いた感情に対して、

 「それ分かる!」

 と自分ごとに感じるもの、という感じでしょうか。

 そこに生まれるのは、自分に近いものを相手に感じる、
 「他者理解」の部分ではないか、と思います。

 こうした部分は、教室運営や理想の生徒を集める上で、
 見逃せないポイントだと私は考えています。

 ■「思い」に共感してモノを買う時代

 何もしなくてもモノが売れた時代は終わり、今は、
 本当に自分に必要なものだけを、人は求める時代。

 その中で、自分が共感できるモノ、人、企業であることを
 前提としている人も少なくありません。

 例えば、ペットボトルの水を購入する際にも、

 「ラベルがはがしやく、リサイクルしやすい商品」
 「エコロジーを意識している企業の商品」

 でなければ買わない、という人もいるくらいです。

 私もよくボルビックを買いますが、これも企業が推進している
 社会貢献に共感している、という面も少なくありません。

 つまり人は、モノや人、企業が発信している、何らかの

 「思い」

 の部分に反応し、共感し、近づく、ということが言えます。

 そうしたものが「購買」という行動につながっている点。

 「確かに私もそうだわ」

 と思う方も多いのではないでしょうか。

 これからは、これまでよりもっと「共感」の部分が、
 大切になってくる時代、ということなのですね。

 ■「じんわりあったかい」感じがするかどうか?

 ここでちょっと、現在在籍している生徒さん、
 保護者の方を思い浮かべてみてください。

 どの生徒さん、保護者の方を思い浮かべても、
 じんわりあったかい感じがしますか?

 もしそうであれば、これは本当に幸せなことです。

 生徒はみんないい子ばかり、保護者の方は自分の考えや、
 運営方針を理解してくださっている状態です。

 いわば、自分あるいは教室にとっての「理想の人」が
 集まってきている状態と言えるでしょう。

 逆に、どの人も思い浮かべると、どんより暗くなる場合。

 これは、自分にとってあまり好ましくない人が
 集まってきている状態だ、と言えるでしょう。

 多くの場合この状況は、講師である自分あるいは教室への
 理解が浅いことから起こるものだと考えられます。

 ■価値観の近い人は、集まる

 「不特定多数の人を募集をしているのだから、
  自分に合わない人が来ても、当然なのでは」

 そうお考えの方もいらっしゃるでしょう。

 確かにその通りです。

 世の中にはいろんな人がいますし、価値観も考え方も
 それぞれ違って当たり前です。

 けれども、人間がコミュニティを形成する段階において、

 「価値観が近い人同士が集まる」
 「共感できる人に近づいていく」

 という点は、誰もが認めることでしょう。

 もちろん、他にも要因はたくさんありますが、
 人が集まる理由の大部分が、そうした

 「近い人同士が引き寄せ合う」

 という点にあることは否めません。

 ■ピアノ教室もひとつの「コミュニティ」

 ピアノ教室をひとつの「コミュニティ」と考えた場合、
 このことは見事に当てはまります。

 長続きしている生徒、理解が深い保護者の方。
 これらの人は、講師および教室運営者である自分の

 「価値観に近い人」
 「共感して下さる人」

 であることは、思い浮かべてみると納得でしょう。

 私が先ほど「じんわり、あったかい感じ」とお伝えした、
 まさにそういう人であるはずです。

 私はこの、

 「じんわり、あったかい感じ」

 という部分は、教室を運営する上で、もっと大きく言うと、
 人として生きていく上で、とても大切だと思っています。

 そういう人と一緒にいること、学ぶこと、
 思い浮かべること、同じ時間を共有すること。

 これはお互いにとって幸せなことですし、
 何より「長続き」しますよね。

 ■だからこそ「共感」する人を集める

 教室運営もまったく同じことだと思います。

 自分にとって理想の人が集まれば、教室運営もやりやすく、
 長期間にわたってのお付き合いができるようになります。

 だからこそ、私がお伝えしているように、

 「共感する人を集める」

 ということが大切なポイントになるのですね。

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