おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「はじめてのクラシック 一生モノの基礎知識」

という書籍です。

私たちピアノ指導者にとって、
クラシックは最も身近な音楽ジャンルです。

ただ一般的には、クラシックに興味はあるけれど、
まだ手を付けられていない…

そんな人も多いかと思います。

今回は、クラシック音楽を漫画や解説などで
学べる書籍のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書のカバーの文章から引用すると、

「クラオタ男子のガイドでクラシックの世界に
ドンドンひきこまれる主人公・ありさ(中略)
ひとつの楽譜から広がる無限の解釈 アーティストの
個性も加わって同じ曲なのに違う響き方(中略)
一音一音に耳をすませば…新しい感動が待っている!」

とあります。

本書は、朝日新聞出版の「マンガで教養」
というシリーズの一冊。

(ちなみにシリーズには「やさしいワイン」
「やさしい歌舞伎」などがあります)

シリーズのタイトルにもあるように本書は、
漫画を中心に、解説等でクラシックを学ぶ構成。

クラシックに詳しくない主人公のありさが、
コンサートホール勤務の水上にレクチャーを受け、

演奏を聴くなかでその奥深さや感動を味わい、
どんどんクラシックにはまっていく…

そんな漫画が各章にはさまれつつ、
合間に様々な解説が織り交ぜられています。

主な内容を目次からご紹介してみましょう。

【1幕目】クラシックの基礎知識
まず知っておきたい作曲家20人

【2幕目】音楽祭へ行く
クラシックのジャンル
クラシックのおもな編成
オーケストラで使われる楽器

【3幕目】人気ピアニスト来日

【4幕目】オペラ・デビュー
オペラ名作ガイド

【5幕目】バレエの発表会へ

【6幕目】第九を歌おう

【7幕目】クラシックを楽しもう
クラシックの楽しみ方
名曲ガイド
全国のおもなコンサートホール

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◆(2)初めての人でもクラシックを楽しく学べる一冊

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クラシックというと堅苦しいイメージや、
とっつきにくいと感じる方も多いでしょう。

ただ、何においても楽しむためには、
ある程度の「知識」が必要。

歌舞伎やワインも知識があるだけで
一気に楽しみ方が広がるのと同じでしょう。

本書は、何から手をつけたらいいか分からない、
という人が「基礎知識」をつけるための本。

クラシックの歴史や作曲家、オーケストラ編成、
オペラなどの基礎知識を紹介しています。

カラーで写真や解説なども充実しています。

なにより、手に取りやすい「漫画」という
切り口が特長といえるでしょう。

漫画を描かれたのが、クラシック音楽に詳しい方のようで、
楽しい中にも、ポイントがおさえてあっていい感じです。

本書には30曲の聴きどころを収録したCDが付属。

オーケストラからピアノ曲、オペラまで、
幅広いジャンルの聴きどころが収録されています。

「名曲ガイド」のコーナーを読みながら、
CDを聴けば楽しみかたも広がるでしょう。

合間にはさまれている「コラム」も面白く、
たとえば「奏者の呼び方」の部分では、

コントラバス…コントラバシスト
オーボエ…オーボイスト
テューバ…チュービスト

といった知らなかったことも学べましたね。

他にも「世界の音楽コンクール」や
「コンサートで楽しむ」のコーナーなど、

クラシックの楽しみ方などのお役立ち情報あり、
楽しいガイドブック的な雰囲気もあります。

内容的に小さな子には難しいとは思いますが、
中高生ならば楽しんで読めるでしょう。

ピアノ教室に一冊置いておけば、
興味のある生徒さんは手に取るかもしれませんね。

クラシックの世界に一歩踏み出したい、
と思っている方には良書と言えるでしょう。

ご興味がおありでしたら、お手に取ってみてください。

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『 はじめてのクラシック 一生モノの基礎知識 』 飯尾洋一・監修

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◆(3)編集後記

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お知らせしておりました「ピアノ講師ラボ」の
秋のキャンペーンが盛況のうちに終了しました。

今回もたくさんの先生にご入会いただき、
ますます盛り上がっていきそうです。

新規ご入会の先生、これからよろしくお願いいたします!

さて、先月出版された、

「現場の先生直伝 生徒が夢中になる!ピアノ教室アイデアBOOK」

おかげさまで、たくさんのピアノの先生に
お手に取っていただけているようです。

あらためてページをめくってみると、
これはピアノの先生に限らず、

英語教室や習字教室など、他の習い事の先生にも
じゅうぶん活用できる一冊ではないかと感じます。

こちらのブログで内容をご紹介しましたので、
もしよろしければお読みください。

★レッスンと同じく「教室の引き出し」を増やす

それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

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