いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という教材です。
はじめてピアノを始める小さな子に、
どんな教材を与えればいいのか。
この点は指導者にとって、
とても重要なポイントでしょう。
今回は、3歳児以上から使える教材のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭から引用すると、
「本シリーズにおける『オール イン ワン』とは
『弾く』以外の要素を取り入れながらバランス良く
学ぶことを指します。ピアノを学ぶことは、指を
動かすだけではありません。先生やお家の方と一緒に、
タイトル・イラスト・伴奏により空想の世界を広げ、
音楽を楽しむことを体験していきます」
とあります。
著者は「かすみミュージックスクール」主宰で、
数々のご著書がおありの石黒加須美先生。
石黒先生のご著書は、これまでも、
このブログや教本メルマガ等でご紹介してきました。
★参考「ブルクミュラー25の練習曲 ロマン派の作品の指導法」
「オール イン ワン まいぴあの」は、
シリーズ教材となっており、
今回ご紹介の2冊が「ぷれ」で、今年の秋以降に、
「ぷれ」に続く教材が発売予定のようです。
子どもの年齢に応じたカリキュラムで、
●想像する(イラストを見て物語や歌詞を考えてみる)
●音を聴く(響きを感じる、音の強さや長さに注意を向ける)
●音で表現する(弾く、歌う)
●音楽のルールを理解する(楽譜を読む、書く)
こうしたことを総合的に取り入れて学習することが
「オール イン ワン まいぴあのシリーズ」の狙いのようです。
今回ご紹介の「ぷれ1」「ぷれ2」は対象年齢を
3歳以上とし「想像すること」に重点を置いた教材。
具体的に「ぷれ(1)」では、グーやパーで
黒鍵をたたく「クラスター」から導入。
これは、3歳児でも負担が少なく音が出せて、
さらに手や腕の脱力や拍感を体得するため。
そして「ぷれ(2)」では、先生の伴奏に合わせて
3指でピアノを弾くことからはじめます。
「ぷれ(1)」に収められている内容を、
「もくじ」からご紹介してみましょう。
おやくそく
ピアノを弾く姿勢
脱力のための体操
クラスターで弾くピアノ
本書の使い方
レッスンの進め方
よりテクニックをつけるために
1・かねがなるよ
2・ぎゅ~っと
3・おへんじ
4・おうち
5・あめがふります
6・いそげ いそげ
7・おふねがポッポ~
8・わたげがふわ~
9・こんにちは
10・どっこいしょ
11・バスははしるよ
12・ちょうちょう
13・しのびあし
14・おうさまのこうしん
15・おさかなになったよ
16・どろんこあそび
17・きょうりゅう
18・きしゃ
19・おもちつき
20・みんなでチャチャチャ
21・ケンケンパー
22・おさるとひつじ
23・ママのだっこ
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◆(2)3歳から使えるピアノメソードシリーズ
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最近では、早くからピアノを始める子が
増えてきているように思います。
リトミックが広まった影響からか、3歳から
ピアノを始めるという子も少なくありません。
ただ、3歳の子に何を教えたらいいのか?
という点は、難しい問題といえるでしょう。
今回ご紹介の「オールインワン まいぴあの ぷれ」は、
「3歳児以上」の子に使える教材。
子どもの筋力や理解力の発達に配慮した内容で、
「想像すること」
に重点を置いています。
この点がよく理解できるのが、
●オールカラーの絵本のような楽しいイラスト
●想像力をかきたてる色とりどりのピアノ曲
見開きで紙面いっぱいに広がるイラストは、
子どもたちに様々な夢を見せてくれます。
また掲載されている曲は、子どもたちの
想像の世界を大きく膨らませるでしょう。
ちなみに、収載されている曲の伴奏音源は、
版元のサイトにて、無料ダウンロードが可能です。
「まいぴあのシリーズ」はこれから
続巻が出版される予定のようです。
こちらも楽しみですね。
3歳児以上から使える今回の「ぷれ」教材、
ご興味のある先生は、お手に取ってみてください。
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★上記リンク先は「ぷれ(1)」となっています
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◆(3)編集後記
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嬉しいことに、監修を担当させていただいた、
「現場の先生直伝 生徒が夢中になる!ピアノレッスンアイデアBOOK」
の増刷が決まりました!
おかげさまで、これで「7刷」となりました。
この書籍の出版が、2015年の11月。
書籍が売れないこの時代に、2年半経った今でも、
増刷されるのは、本当に嬉しいですね。
この本は、ピアノの先生であれば一冊持っていて
損はないほど、アイデアに溢れた内容になっています。
ぜひお手に取っていただけたら嬉しいですね。
それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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