株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。
お天気が続いて絶好の行楽日和でしたね。
弊社の「ピアノ講師ラボ」の対談にもご出演いただいた、
斎藤雅広先生のデビュー40周年記念アルバム
が発売され、私も謹んで拝聴させていただきました。
収録されているのは、
●スクリャービン「ワルツ 変イ長調Op.38」
●プーランク「ナゼルの夜会」
●シューマン「謝肉祭 Op.9」
学生時代に「藝大のホロヴィッツ」と呼ばれ、
超絶技巧で皆さまもご存じの斎藤先生。
今回のアルバムでも、変わらぬ華麗なテクニックと
円熟味のある演奏を堪能できました。
スクリャービンの「ワルツ」は、色彩感のある演奏で、
あらためて素敵な作品だと感じました。
恥ずかしながら、プーランクの「ナゼルの夜会」は
初めて聞きました。
友人たちを素材とした「8つの変奏曲」からなっていて、
斎藤先生は、それぞれの人物の描写や、心の部分にまで
踏み込んだ多彩な演奏を聴かせてくださっています。
この作品はぜひ生で聴いてみたい気がしましたね。
あまりメジャーではない作品だと思いますが、
このアルバムを機に、演奏するピアニストが増えるのでは、
と思ったりしました。
シューマンでは、ホロヴィッツのような重厚で迫力ある低音はもちろん、
手ざわりのいい生地をやわらかく指でなぞるような、
響きの潤いを伴う極上のピアニッシモが素晴らしいと感じました。
多彩な声部分けのほか、まったく自然にながれるフレーズ、
そしてシューマンのロマンティシズムを堪能しました。
■印象的だったお話
斎藤雅広先生と「ピアノ講師ラボ」にて
対談させて頂いたときに、
最も印象的だったお話があります。
それは、クラシック音楽は伝統芸能であり、
「基礎」がなにより重要であること。
道路標識の例えでお話されていました。
「道路標識は足かせではなく、
きちんと守れば自由にどこに行ってもいい。
これと同じでピアノも、やってはいけないことを
知ることによって、いろんなことが出来るようになる。
守るべきものは何としても守らなければならない。
逆にそれが守られていれさえすれば何をしてもいい。
そこにあるのは、本当の自由。
基礎がなにより大事であるのはそういう理由である」と。
伝統に根差したクラシック音楽の素晴らしさ、
そして斎藤先生のクラシックへの愛情と情熱を感じた対談でした。
あらためまして、デビュー40周年を迎えられた
斎藤雅広先生、本当におめでとうございます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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