社会でもプライベートでもお仕事でも、
基本の「き」となるのが「あいさつ」ですね。
気持ちのよい挨拶は、良い人間関係のスタート、
相手に与える印象も、ここで決まります。
素敵だと思う人は、皆さん挨拶が素敵です。
初めてでもそうでなくても、その人に
会ったときの「印象」が重要ということですね。
これは、ピアノの先生も同じでしょう。
印象が良ければお仕事にもいい影響を与えます。
生徒や保護者の方も、こちらに気持ちを
向けてくださるでしょう。
体験レッスンでは、先生の気持ちの良い
あいさつがあれば相手も安心するでしょう。
何より、挨拶が素敵な先生は魅力的ですよね。
■ビジネスでの基本はマナー
よくマナー講座や会社の研修などで
言われることに、
「あいさつの基本」があります。
ご存じの方も多いかと思いますが、
具体的にお伝えすると、
「あ」…あかるく
「い」…いつも
「さ」…さきに
「つ」…つづける
この4つです。
「あ」の明るくは、言うまでもないですね。
高めの声のトーンは印象をアップさせます。
明るく挨拶しようと思えば、自然と
顔の表情も明るくなります。
「い」のいつもは、どんなときでも、
たとえ気分があまり良くなくても、
いつも挨拶するということですね。
「さ」の先には、相手よりも先に、
自分から挨拶すること。
「相手が挨拶してきたら自分も…」
ではなく、いつも自分から先にする。
気分もいいですし、印象もよくなります。
「つ」の続けるは、挨拶だけではなくて、
続けてなにか一言添えること。
「おはようございます。寒いですね~」
みたいな感じでしょうか。
プラスαで一言付けると、その人との関係が
一歩近づくような気がします。
■どれも大切なのですが…
この4つは、どれも大切ですが、
ポイントは最後の「つ」かもしれません。
私の近所には、会うといつも挨拶を
してくださるおばさまがいます。
そのおばさまも、必ず挨拶のあとに
一言プラスされています。
「おはようございます。今日はいい天気ね!」
「こんばんは。子どもたちは元気?」
みたいな感じで、そこから会話が生まれて、
心が近くなるように思います。
きっと、どんな人にもそうしているのでしょう。
おばさまの交友関係は、きっと広いはずです。
いいな、と思って私も実践しようとするのですが、
これが結構むずかしい技だと気づきます。
私は田舎者で小心者なので、まずちょっと恥ずかしい。
それから、相手によって最適な「プラスα」を
瞬時に考えてサラッと言わなければいけない。
これがかなり難易度が高いんですね。
でも、意識して実践していくうちに、
一言添えられるようになってきました。
そして「会話の種」が生まれるようになってきました。
■レッスンでも実践したい「あいさつ」
これはレッスンでも同じですよね。
挨拶に一言添えようと思うと、
○先週この子とどんな話をしていたか?
○今日の様子はいつもとちょっと違う?
○そういえば誕生日が近いんだったな
みたいな思考がパッと浮かびます。
生徒へのアンテナがちょっと鋭敏になる、
という感じでしょうか。
そして、生徒の心に近づく一言で、
そこから会話も生まれてきます。
「いいレッスンは挨拶から」
今日も張り切ってレッスンしたいですね。
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