いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
「はじめてのクラシック音楽図鑑 かわいいピアノレパートリー」
というシリーズ曲集です。
※上記のリンクは1巻の「ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ」です
ピアノを弾くときには、その作曲家について、
知っていることが大切ですよね。
その曲により興味が湧いたり、作曲家が
身近に感じられたりもするでしょう。
今回は、音楽史・作曲家解説つきの曲集のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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版元のサイトから引用すると、
「学校で習うだけでなく、ドラマ、アニメやCMでも
意外なほど多く使われているクラシックの名曲。
どこかで聴いたことがある「あの曲」のエッセンスを
ギュッとコンパクトに、ピアノで弾きやすいように
編曲しました」
とあります。
この「かわいいピアノレパートリー」は、
全部で4巻のシリーズ曲集。
バロック・古典・ロマン・近現代と、
いわゆる4期の作曲家ごとにまとまっています。
★参考「かわいいピアノレパートリー・
ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ」
★参考「かわいいピアノレパートリー・
ハイドン、W.A.モーツァルト、ベートーベン」
★参考「かわいいピアノレパートリー・
シューベルト、ショパン、チャイコフスキー」
★参考「かわいいピアノレパートリー・
ドビュッシー、ラフマニノフ、ラヴェル」
曲のレベルは「バイエル後半」としています。
曲集の最初には、その時代の音楽についての
解説が掲載されています。
また、曲集に出てくる作曲家や楽曲についても、
見開きで解説が載っています。
すべて漢字には「ふりがな」が付いており、
子どもでも読めるような配慮を感じます。
「ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ」の巻に
収載されている作品を挙げてみましょう。
●ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」第1集より 四季「春」 RV.269 第1楽章
●ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」第1集より 四季「夏」 RV.315 第3楽章
●ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」第1集より 四季「秋」 RV.293 第1楽章
●ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」第1集より 四季「冬」 RV.297 第2楽章
●マンドリン協奏曲 RV.425 第1楽章
●私を泣かせてください オペラ「リナルド」 HWV.7aより
●アラ・ホーンパイプ 「水上の音楽」第2組曲 HWV.349より
●調子のよい鍛冶屋 ハープシコード組曲第5番 HWV.430 第4楽章
●オンブラ・マイ・フ オペラ「セルセ」 HWV.40より
●ハレルヤ・コーラス オラトリオ「メサイア」 HWV.56より
●トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
●アヴェ・マリア
●主よ、人の望みの喜びよ カンタータ第147番より
●G線上のアリア 管弦楽組曲 第3番 BWV.1068より
●目覚めよと呼ぶ声あり カンタータ第140番より
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◆(2)クラシックの名曲が初級レベルのコンパクトなアレンジに
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子どもたちは、クラシックの作曲家について、
知っているようで知らないことが多いですよね。
テレビなどで聴いてよく知っている曲でも、
どの人が作ったのか知らない。
でもそこに、ちょっとした興味づけがあれば、
音楽の世界をもっと知りたくなる。
そんなこともあるかもしれません。
今回ご紹介の曲集は、タイトルに、
「はじめてのクラシック音楽図鑑」
とあるように、イラスト付きで音楽史や
作曲家の解説がついています。
どの時代に、どんな人が、何のために作曲したのか、
ということが分かるようになっています。
ただ、子どもたちが読んで、すぐ理解できるか、
といえば、それはおそらく難しいでしょうから、
ピアノの先生による、分かりやすい解説は
適宜必要になってくるでしょう。
曲のレベルは「バイエル後半」としています。
どの曲も見開きで完結するアレンジが施され、
音符のたまも大きく、見やすい楽譜です。
個人的には「ドビュッシー、ラフマニノフ、ラヴェル」
の巻の選曲はなかなかいいなと感じました。
見開きで完結、しかも初級程度で
弾けるアレンジとなっているので、
人によっては、物足りなさを感じるかもしれませんが、
曲のエッセンスを感じることはできるでしょう。
(むしろ、よく「熱情」や「水の戯れ」など、
2ページのアレンジにしたものだと驚きます)
なお、ヤマハミュージックメディアさまのサイトでは、
スマホで試聴できる参考演奏もアップされています↓
初級程度の生徒さんに何かいい曲集はないか、
とお探しの先生にはいいかもしれません。
ご興味がおありでしたら、
お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 はじめてのクラシック音楽図鑑 かわいいピアノレパートリー 』
※上記のリンクは1巻の「ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハ」です
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◆(3)編集後記
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今年の4月で8年目を迎える弊社の「ピアノ講師ラボ」。
来月3月号は、益子祥子先生との対談をお届けします。
益子先生による「継続セミナー」などで話題の、
教室運営の秘訣について詳しくお聴きしました。
あらためて、自分の魅力をきちんと知っておくこと、
そして教室運営の根底にコミュニケーションがあること、
なにより、生徒一人ひとりを輝かせようとする、
指導者の思いが大切だと感じた対談でした。
この春から教室をあらためて見つめ直す
きっかけにしていただけましたら幸いです。
(3月号スタートの新規ご入会は、2/28が締め切りです)
それでは今日も最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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★「ピアノ講師ラボ」3月号スタートの新規ご入会は2/28締め切り↓
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