いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という書籍です。
音楽を深く理解するため、そして、
演奏のために必要なのが「楽典」の知識。
書店には、たくさんの関連書籍がありますね。
今回は、最新シリーズの中から、
「楽典」の書籍のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」から引用すると、
「楽譜は、ある一定のルールに従って音楽が
記述された設計図のようなもので、そのルールが
楽典です。自由に『楽譜を読み解く』、そして
思うようにピアノを弾く―こうした最高の状態に
近づくための最良の道具が、楽典と言えるでしょう」
とあります。
本書は「ピアノと友だちになる50の方法」
という最新シリーズの一冊。
監修は、ピアニストの小原孝先生。
著者は、作曲家の佐々木邦雄先生です。
このシリーズについて、書籍の帯にある
小原孝先生の言葉を引用すると、
「ピアノを愛するあなたのために、もっと深くピアノを
愛している執筆者がそれぞれ得意な専門分野について
わかりやすい言葉で解説してくれる、とにかく
『ピアノ愛』に満ち溢れたアドバイス・ブックです」
とあります。
この通称「ピアとも」シリーズは、
ピアノを弾く人のための書籍。
今のところ本書を含め、2冊が創刊。
以下、続刊を予定しているようです。
今回ご紹介の書籍は「楽典」に
フォーカスした一冊となっています。
本書の内容を「目次」からご紹介してみましょう。
「目次」
●「ピアとも」讃歌 小原孝
●はじめに 佐々木邦雄
●著者×監修者対談 佐々木邦雄×小原孝
●第1章 音の高さと長さを読み解く
●第2章 音楽の流れを読み解く
●第3章 音のまとまりを読み解く
●第4章 音のまとまり同士の関係を読み解く
●第5章 音同士の響きを読み解く
●第6章 曲の響きを読み解く
●第7章 曲のイメージを読み解く
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◆(2)コンパクトで教室に一冊あると便利な「楽典本」
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楽典といえば、音大受験を思い出す…
そんな方も多いかもしれません。
受験の課題にあるのは、
それだけ重要であることであり、
楽典は、音楽をより深く理解するため、
作曲家の意図を読み取り、音にするために
大切である、と多くの人が理解しているでしょう。
本書では「はじめに」にもあるように
●ベーシックな項目を網羅的に伝える
●ピアノ演奏に必要な50項目を厳選
●楽譜を読み解く視点から7つに分類
●どこから読んでも学べる
そんな構成になっています。
図版や譜例も豊富に掲載されているので、
生徒に何か説明するときに、
サッと取り出して見せたり、
解説してあげるのもいいでしょう。
佐々木邦雄先生の分かりやすい解説はもちろん、
各項目にある「おさえておこう!」の部分は、
ピアノ演奏につなげるためのヒントが
散りばめられていて参考になります。
また、各所にある小原孝先生による
コラムには、ピアノ愛を感じますね。
コンパクトにまとまっていて、
教室に一冊あると便利な楽典本。
ご興味がおありでしたら、一度
ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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『 ピアノと友だちになる50の方法 楽典 』小原孝・監修・佐々木邦雄・著
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◆(3)編集後記
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夏の間、子どもたちが育てていた
アサガオが種をつけはじめました。
この種を、来年、下の学年の子に
プレゼントするのだとか。
ということは、このアサガオも、
上の学年の子からもらった種から。
こうして、小さな黒い種を通して、
つながっていっているんだなぁ、
と思うと、生命の力強さを感じると共に、
植物のお世話を通して、人と人との
「つながり」も育んでいるのだな、
鮮やかな紫色の花を眺めながら、
そんなことを考えました。
今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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