たんぽぽ

6年間、毎週配信しているメルマガ「成功するピアノ教室」

先日300号を超えましたが、このブログでも「反響のあった記事」を
ときどきアップしていきたいと思っています。

メルマガ「成功するピアノ教室」vol.213(2012年8月4日配信)より

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メインコンテンツ】~教室運営の秘訣は些細なことを守ることにあり~
―――――――――――――――――――――――――――――――――

新刊「ピアノ講師の仕事術」にも書きましたが、
私は、情報収集のために「メルマガ」を多数購読しています。

ビジネスのものや書評、そしてもちろん音楽関係の
メルマガもいろいろと幅広く読んでいます。

ただ、情報源として「これは必要ないな」と思ったりした
時には、すぐに解除します。

メールチェックしている時間ももったいないですし、
その都度削除している手間も省けます。

●長く読んでいるメルマガを考えてみると…

ずっと読んでいるメルマガをを考えてみると、
ある一つの共通点に気づきます。それは、

「コンスタントに続けているメルマガ」

ということです。

毎日配信しているメルマガもありますし、
毎週○曜日配信、としているものもあります。

私が重視しているのは、

「配信日や配信頻度を守っているかどうか?」。

これは読者として、執筆者やメルマガ配信元に対する
「信頼」に直結すると思っています。

例えば「週に1度配信」と謳っているのにも関わらず、
3ヵ月経っても配信されない。

気づいた時には、いつの間にか廃刊になっていた…。
そんなメルマガも少なくありません。

読者は情報発信者を信頼して、メルマガ登録したのに、
これでは、信頼度が落ちてしまうのは間違いありません。

●私がメルマガ配信で気をつけていること

私がそのメルマガを読んでいるのは、
執筆者を「信頼」しているからです。

もちろん中身は大事ですが、コンスタントに決められた
日時に、愚直に配信してくる。

そうした「姿勢」に大きな信頼感を抱くのです。

翻って考えて、私もメルマガを配信している一人として、
この点だけは気をつけています。

「情報発信者として、読者の視点は忘れてはならない」
「続けていることで、得られるものは大きい」

その気持ちから、自分が決めた配信日には
必ず配信するようにしています。

それが、読者さんに対する「責任」だと感じているからです。

●愚直に続ける者だけが得られるもの、それが「信頼」

ここまでメルマガについてお伝えしてきていますが、
これは何事においても同じことですよね。

「続けることで得られるものは大きい」ことは、
おそらく誰もが理解していることだと思います。ただ、

「続けること」

こんな単純で当たり前なことが、本当に難しい。
これは私自身とても理解しています。

けれども、難しいからこそ、そこに価値があり、
誰もができないからこそ、やる意味がある。

そもそも、簡単で誰もができることに関しては、
人はそれほど価値を感じないでしょう。

●ピアノ教室運営でもこれは同じ

ピアノ教室でもこれは全く同じことですよね。

たとえば、教室のお便りを創刊した。

毎月発行と明言したのに、忙しさにかまけて
3ヵ月…半年…一年と頻度が落ちる。

生徒さんや保護者の方が、どのように感じるかを
想像してみると、それは言うまでもないですよね。

おそらく先生へのイメージは下がってしまうでしょう。

●たった一つの小さなシールでさえ…

これはほんのちょっとした些細なことでも同じ、
と私は思っています。

たとえば、次の話は私の実体験です。

レッスンでは、頑張った生徒にはシールをあげます。
ただ、その時は手持ちのシールが品切れ。

「来週シールをあげるね。今週頑張ったらもっとあげるよ」

と約束しました。

一週間後、いろいろあってシールを用意しておくのを、
すっかり忘れてしまいました。

「ごめんね、今日シール忘れちゃった」

何の気なしに言った私の言葉に、その子が見せた
悲しげな表情は、今でも忘れることはありません。

間違いなくその子は、

「その小さなシールのために、1週間がんばった」

のです。それをもらえると約束したからこそ、
毎日きちんと練習してきたのです。

その気持ちをないがしろにした私の罪は、
その子にとって、海の底より重かったでしょう。

私への信頼感も、おそらく一気に落ちたはずです。

それ以来、どんな「小さな約束」でも、
「小さな約束」だからこそ守ることを決めました。

それが人から「信頼」を得るための、
たった一つの方法だと分かったからです。

●大事なことは、当たり前のことを当たり前にやること

教室運営で大切なことは、小さなこともきちんと守ること。

約束は守る、言ったことは実行する。

そうした「当たり前のことを当たり前にやる」ことでしか、
教室への信頼感は得られない、ということですね。

また、決めたことをきちんとやることは、
自分自身に対する「責任」を守ることでもある。

冒頭のメルマガの話ではないですが、やっぱり、
当たり前のことを愚直にやり続けられる人。

自分に課した「責任」は、どんなに些細なことでも
守り通すこと。

大きなものを得られる人は、

「小さなことを、大きなことのように大切にできる人」

なのでしょうね。

★全国2600名のピアノの先生が購読するメルマガ
「成功するピアノ教室」ご登録はこちら


こちらの記事もぜひお読みください