いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
毎週土曜日の朝にメールマガジンを配信しています。
ときどき、このブログにて、
反響のあったメルマガ記事を残しています。
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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.579より
■お金をいただくということ
今日は、ピアノのレッスンも含めて、
仕事でこれだけは大切、ということを。
まずは、ちょっとリアルな「お金」のことです。
お金は生きていくうえでとても大切ですし、
自分がした仕事で、対価であるお金を
頂くことは、純粋に嬉しいですよね。
ピアノの先生もプロとして仕事をする以上、
お金をいただくことはとても大事です。
いただいたお金で、自己研鑽もできる、
教室や楽器のアップグレードも図れる。
つまり、お金をいただくことで、
生徒への還元ができるわけです。
■目的をはき違えてしまうと…
ただ、間違えるとちょっと大変なのは、
「お金稼ぎを目的に教えると幸せになれない」
ということ。
もちろん、起業したての頃は、
お金のため、というのは仕方ないでしょう。
でも、それがずっと続くのは問題と言えます。
なぜなら、そうした部分は、
周りにわかってしまうからです。
目的の部分は「教え方」に表れる。
お金のために教える人と、
人の幸せのために教える人と、
どちらがいいレッスンをするか、
おそらく言うまでもないでしょう。
たとえのいい悪いは別にして、
スーパーの店員さんだとして、
お金のためにレジを打つ人と、
お客さまのためにレジを打つ人。
自分、そしてお客さまとして、
どちらが幸せでしょう?
後者であれば、
お客さまにかける言葉が変わるでしょう。
気持ちいい接客をしようと、笑顔になるでしょう。
どうせならあの人にレジを打ってもらいたい、
列に並ぶ人数が変わってくるかもしれない。
どの仕事をしたとしても、
やっぱり伝わってしまうんですね。
■ピアノ教室成功の方程式
あくまで、
「教えることが幸せ⇒自然とお金が入る」
という流れであることが、
教室運営の成功のポイントと言えます。
生徒の上達(幸せ)のために、
自分が教えていて本当に幸せだから…
そんな目的を持って教えている先生は、
生徒や保護者、近所の人、
子どもの学校関係の人、配達の人…
関わる人すべてに伝わってしまうんです。
「この先生は、本当にピアノを教えるのが好きなんだな」
そしてやっぱり、そういう先生に
習いたい、習わせたいと思うわけです。
■ピアノは簡単ではない
ピアノをはじめ、楽器は正直、難しいです。
「楽しく、気軽に、上達できる」
そんな生易しいものではないことは、
私たちピアノ指導者が一番知っています。
人生のほとんどをかけてきても、
まだまだ追究しているわけですから。
正直、ピアノ(音楽)はセンスだと思います。
ファッションセンスや絵のセンスと同じで、
もともと持っているものに、
大きく関係する部分が大きい。
初めてレッスンに来たその日から、
読めてどんどん弾けてみるみる上達する。
「この子はちょっとすごい…」
そんな子は、私の感覚では、
100人に1人いるかいないかでしょう。
(実際はもっと少ないかもしれません)
■失敗している先生こそ魅力的
言ってみれば、残り99人の子の
後天的なセンスを、どれだけ伸ばせるか。
これが、私たちの仕事と言えるかもしれません。
そういう私も、子どもの頃は、
もれなくその99人のうちの一人でした。
ピアノのセンスがなかった。
たくさん失敗して、たくさん泣いた。
弾けなくて弾けなくて、自暴自棄になった。
たくさんため息をつかれ、
肩を落として家に帰った。
それは、音大に入っても、
留学しても変わりませんでした。
でも、だからこそ1ミリでもセンスを
上げるために、悩みもがき、苦しみ、
差し込む光を目指して努力しました。
だから、同じような子の気持ちが分かるし、
どうすれば1ミリ、センスを上げられるか、
私なりに伝えられるものがある。
もともとセンスがあって、
うまくできちゃう人には、
言えないことがある(と思いたい)。
それは、1ミリでもセンスを
上げるために、悩みもがき、苦しみ、
差し込む光を目指して努力して、
やっとの思いで手に入れた、
「自分だけの経験」です。
■救われた人しかできないことがある
私のような人は、あまりいないかもしれません。
でも、同じようなご経験をされた先生なら、
共感いただけるかもしれません。
私は、これまでの人生で、ピアノに救われてきました。
いろんなことを教わってきました。
だから、こう思います。
「音楽(ピアノ)に救われたからこそ、
誰かを救う(教える)ことができる」
人を救えるのは、自分が救われた人だけです。
もし、過去に、もしかして今、何かに悩み、
もがき苦しんでいるのならば、
その経験が、きっと未来において、
誰かを救うことにつながっている。
そう考えることができれば、
結果的に、誰かを幸せにできて、
そして、たくさん幸せに満たされる自分になれる。
ピアノを教える「目的」とは何か?
これは、レッスンをし続ける限り、
大切にしたい「問い」のひとつ、ですね。
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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.579より
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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