6年間、毎週配信しているメルマガ「成功するピアノ教室」。
先日300号を超えましたが、このブログでも「反響のあった記事」を
ときどきアップしていきたいと思っています。
★メルマガ「成功するピアノ教室」vol.202(2012年5月26日配信)より
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【メインコンテンツ】~生徒募集では教えてあげて、気付かせる~
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前号では、マーケティングにおける「お客様の3大原則」を
ご紹介しました。その原則とは、
【1】お客様は読まない
【2】お客様は信じない
【3】お客様は行動しない
これは、たとえばピアノ教室のチラシにおいても、
同じことが起こっているはずです。
家庭に届いたピアノ教室のチラシ、多くは読むことすらされず、
捨てられていることでしょう。
また、読んだとしても興味を喚起したり、良さそうと
思われることもなく終わる。
たとえ、いいなと思ったとしても、お問い合わせの
アクション(行動)までする人は数少ないでしょう。
チラシの反応率が悪いと言われるのには、こうした
背景があることは知っておいていいかもしれません。
■大事なのは、原則の【2】の部分
以前、4回にわたって、
「教室に通うことで得られること(ベネフィット)を
伝えることがとても重要」
とお伝えいたしました。
これは、先ほどの【2】の部分をクリアするために、
必要なことだとお気づきでしょう。
人は、自分や家族のため(利益)になるものにしか
行動しませんし、お金も使いません。
また、人は信用(信頼)して初めて行動に移ります。
ピアノ教室の場合、
「この教室なら安心して通えそうだ」
「この先生ならこの子を安心して預けられそう」
このように信用していただくことが、お問い合わせの際の
「不安のハードル」を越えてもらうために重要です。
ではそのためには、何をすれば良いか?
■ポイントは「教えてあげて、気付かせる」
ひとつのポイントとしては「間接的に伝える」ことが、
挙げられます。たとえば、
「うちのピアノ教室は本当にいいですよ!」
とアピールしても、それはただの自慢にしか
映らない場合が多いでしょう。
そこを、たとえば「ピアノを習うメリット」として、
お子さんがピアノを習うことで、どういい影響があるか、
を「教えてあげる」。
よく言われるのは「ピアノは脳にいい」ということ。
以前、ご紹介した書籍「ピアニストの脳を科学する」では、
早期にピアノを習うことで脳の「鞘」を増やすことができる、
といったことが紹介されていました。
※「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」古屋晋一・著
その他、ピアノを習うと考える力がつく、友達が増える、
お母様方同士のつながりができる……
たとえば、こうしたピアノを弾くこと、習うことで、
心身の発達に良いことや、その他のメリットを伝える。
我々が思うよりも一般のお母様方は、ピアノを習うことで
得られるものは知らないもの。
また、我々ピアノ講師が当たり前だと思うことでも、
一般の方にっては新しい知識だったりすることもあります。
だからこそ、「教えて、気づかせてあげる」といった、
我々からの情報発信は大切になる、ということです。
■伝えた上で、教室を紹介する
こうしたピアノを習うことのメリットを伝えた上で、
自分の教室の「売り」となる部分を伝える。
一方的にアピールするよりも、きっと純粋な
「良さ」として伝わるのではないでしょうか。
「お子さんの考える力を○○レッスンで養います」
「脳によいとされる○○を導入しています」
「○○イベントでお子さんもお母様も仲間が増えます」
ピアノを習うことで得られるメリットを知り、
この教室なら、それが実現できる。
そんなふうに伝えてあげれば、きっと、
教室へ心を寄せていただくこともできるでしょう。
「大きいところから攻めて、細部を伝える」
そうした工夫は、あたかも遠回りのように感じますが、
実はそれが近道だったりすることもあります。
教室の情報発信の際に、まずは「ピアノ」という習い事を
「大局的」に眺めてみるのも大切なことですね。
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