おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「新版ソアレスのピアノ講座 バッハ演奏ハンドブック」

という書籍です。

ピアノ学習者であれば、必ず通るべき道が、
「バッハ」でしょう。

また、ピアノ教育という面でもバッハの作品は
すべて大切と言っても過言ではありません。

今回は、バッハに関する書籍のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書の「はじめに」から引用すると、

「本書は、バッハの概要をつかんでいただくことを
最大のテーマにしました(中略)できるだけ代表的な
作品を選び、譜例に使ったり、分析したりしています
(中略)この本を読んでくださる皆さん、一人一人の
思考と研究に役立つようにと願っています」

とあります。

著者は、クラウディオ・ソアレス先生。

今回ご紹介は、以前このメルマガでも
ご紹介した書籍の続編にあたるもの。

★参考「新版ソアレスのピアノ講座 演奏と指導のハンドブック」

書籍のタイトルに「新版」とあるように、
本書は2003年に出版された、

「ソアレスのピアノ講座~音の世界~
バッハ演奏と指導のハンドブック』

を加筆・再編集したもの。

バロック音楽についてや演奏技法、
アーティキュレーション、

また、バッハ作品の解釈、
演奏へのアプローチが凝縮されています。

本書の内容を「目次」からご紹介してみましょう。

目次

はじめに
新版刊行にあたり
この本の読み方

序章 バッハをとり上げるにあたって
第1章 スタイル
第2章 アーティキュレーション
第3章 インヴェンションとシンフォニア
第4章 平均律クラヴィーア曲集
第5章 舞曲集

おわりに
参考文献

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◆(2)バッハを演奏する人、教える人に有益なアドバイスが満載の一冊

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ピアノ教育において、バッハの作品、特に、

「インヴェンションとシンフォニア」
「平均律クラヴィーア曲集」

が特に重要であることは、ピアノの先生であれば、
誰もが認めるところでしょう。

加えて、バッハの舞曲にはさまざまな
エッセンスが盛り込まれており、見逃せません。

ただ、こうしたバッハの作品をどう捉え、
どのように演奏・指導していけばいいか…

という点は、私を含めてお悩みの方が、
きっと少なくないでしょう。

そこで本書。

バッハを研究すべき理由から始まり、
装飾音符の考え方、バロックの作曲技法、

アーティキュレーションについてなど、

具体的に、インヴェンションや平均律、
舞曲などを例に挙げながら、

豊富な譜例とともに、解説をしています。

とくにアーティキュレーションについては、
細かい分析もあり、参考になります。

「ハンドブック」とあるように、
手に取りやすい大きさ、読みやすい文章、

バッハに関して、もっと深く知りたい人には、
必携の一冊かもしれません。

もちろん、バッハの作品を指導する際にも、
有益であることは間違いありません。

ご興味がおありの先生は、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 新版ソアレスのピアノ講座 バッハ演奏ハンドブック 』クラウディオ・ソアレス・著

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◆(3)編集後記

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毎月、著名な先生との対談をCDにして
お届けしている「ピアノ講師ラボ」

来月9月号は、今回ご紹介の書籍の著者、
クラウディオ・ソアレス先生がご登場です。

ソアレス先生、お生まれはブラジルですが、
なんと7か国語を操り(!)

もちろん日本語も素晴らしく、対談では、
レッスンの深いお話をたくさんいただきました。

今回の音声CD教材の主な内容をご紹介すると…

●ソアレス先生が提唱されている「音の循環」とは?
●どうすれば小さい子が「自分の気持ち」を音にできるのか
●小さい頃からこう指導すれば「初見」が得意になる!
●「ツェルニー100番」にはすべてが詰まっている
●しなやかさはすべて「三角筋」から生まれる!
●小さい頃から実践したい!独立した指を作る方法
●速くリラックスすることが瞬発力を高める
●微妙なニュアンスを聴き分ける「耳」を育てる方法
●表現力を豊かにするヒントは「自由」にあった
●小さな頃から「バッハ」に取り組まねばならない理由
●本番で緊張せずに自分の力を出す方法は?
●ソアレス先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかりです。

ちなみに、以下のページにて、
ソアレス先生の流暢な日本語がお聞きになれます。
(画像をタップしてください)

★「ピアノ講師ラボ」2020年9月号
「クラウディオ・ソアレス先生が語る!どんな子でも才能を伸ばすピアノレッスンの秘訣」

ソアレス先生のお話が聴けるチャンスは、
「8月31日(月)まで」のご入会となります。

ぜひこの夏からの新しい学びに、ご期待ください。

それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

★次回9月号はクラウディオ・ソアレス先生との対談!サンプル音声を聴いてみる↓

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