毎週土曜日に配信しているメルマガ「成功するピアノ教室」。
前号までは、全国のピアノの先生がおススメしている
ピアノ教材について、ご紹介してみました。
ピアノ教本については、もう一つの「ピアノ教本メルマガ」でお伝えしていますが、
本日配信分をこちらのブログでもお伝えしてみましょう。
★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.306(2014年5月21日配信)より
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『 ジブリ・ベスト ストーリーズ 』 久石譲・作曲
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今日ご紹介するのは、
『 ジブリ・ベスト ストーリーズ〈オリジナルエディション〉』
です。
久石譲さんといえば、ジブリ映画と切っても切り離せない
作曲家として国内外で知られています。
今回ご紹介の曲集は、ご本人が再編曲した名曲をまとめた、
初のジブリベストセレクションCDとのタイアップ楽譜。
久石さんの監修による公式ピアノソロ楽譜です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「30年という時間」から引用すると、
「このアルバムは、その30年間に僕のソロアルバムとして制作して
きた中から、宮崎さんの映画のために書いた曲を集めたものである」
(「ジブリ・ベストストーリーズ」より)
とあります。
「風の谷のナウシカ」が上映されてから、何と30年。
いまだに色褪せず、多くの人の心を動かしている作品ですが、
久石譲さんの音楽がもたらす貢献度は、間違いなく高いでしょう。
曲集に収められている曲は全13曲。
以下にタイトルを挙げてみますが、
どの曲も皆さんがご存じではないでしょうか。
○One Summer’s Day(千と千尋の神隠し)
○Kiki’s Delivery Service(魔女の宅急便)
○Confessions in the Moonlight(天空の城ラピュタ)
○The Wind Forest(となりのトトロ)
○谷への道(風の谷のナウシカ)
○Fantasia (for NAUSICAA)(風の谷のナウシカ)
○il porco rosso(紅の豚)
○Ponyo on the Cliff by the Sea(崖の上のポニョ)
○海のおかあさん(崖の上のポニョ)
○人生のメリーゴーランド-Piano Solo Ver.-(ハウルの動く城)
○もののけ姫(もののけ姫)
○アシタカとサン(もののけ姫)
○My Neighbour TOTORO(となりのトトロ)
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◆(2)ジブリの世界を堪能、久石譲監修による公式ピアノ楽譜
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ピアノの先生も、ジブリの音楽が好きな方も多いでしょう。
久石譲さんの音楽には、独特の世界観があり、
そこに惹かれるものが少なくありません。
これは、ピアノで弾いて作品に触れてみると、
さらに実感するのではないでしょうか。
私もこの曲集を全曲弾いてみましたが、アレンジも素敵で
サントラとはまた違った良さがあります。
例えば「il porco rosso (紅の豚)」の中間部からの
「Feel Swing」はオシャレなアレンジ。
「Fantasia (風の谷のナウシカ)」は本当に幻想的で、
神秘的なアレンジで、この世界に包まれます。
特に好きなのは「アシタカとサン (もののけ姫)」。
個人的にDes-durが好きなのもありますが、切なさの中に
陽だまりのような温かさもあるように感じます。
全体のレベルは中~上級といったところでしょうか。
こうした素敵な作品に触れられている瞬間に思うのは、
「ピアノが弾けてよかった」
といった「喜び」に似た感情。
この世界観を自分の手で紡いでいる、という実感が、
ピアノを弾く醍醐味なのかもしれませんね。
今回の曲集も、まさにそれを感じる一冊です。
もしご興味がありましたら、実際の譜面を
ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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