おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー」

という書籍です。

最近は、音楽家の伝記の出版が目立ちますね。

偉人の生き方から学ぶことは多く、
人の心を揺さぶるものがあります。

今回は、音楽家の伝記シリーズの新刊のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻末の「あとがき」から引用すると、

「彼自身、くり返し語っていたように、音楽を通して
人の心を救うことを自分の使命にしていたからこそ、
時代も、国も、民族も、年れいも超えて、きく人の
胸を打つのだ。チャイコフスキーが音楽に込めた
メッセージは、それほど普遍的だと言える」

とあります。

本書は、

「音楽家の伝記 はじめに読む1冊」

という新シリーズのなかの一冊。

版元のサイトによると、

「10歳から読めて、大人にも本物の感動を。
歴史上の偉大な音楽家たちの生涯を、
物語のように読みやすく。」

というコンセプトで作られた伝記シリーズ。

本書の特長としては、

●小学校5年生以上で習う漢字にすべてルビ
●本書に出てくる楽曲を試聴できるQRコード付き
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実
●図版も多数掲載
●著者が選んだおすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介

現段階で、この「チャイコフスキー」のほかに、

「ベートーヴェン」「クララ・シューマン」「バッハ」
「ショパン」「シューベルト」などが刊行されています。

なお、巻末にあるように本書は、

1981年にリブリオ出版から刊行された
作曲家の物語シリーズ、

「チャイコフスキー-クリンへ帰る旅びと」

を増補改訂したもの、ということです。

「目次」から内容をご紹介してみましょう。

●プロローグ
●第1章 モスクワへ
●第2章 アンダンテ・カンタービレ
●第3章 白鳥の湖
●第4章 フォン・メック夫人
●第5章 悲劇の結婚
●第6章 旅から旅へ
●第7章 突然の別れ
●第8章 クリンの世捨て人
●第9章 ファニー先生との再会
●第10章 悲愴交響曲

注釈・参考文献
あとがき
チャイコフスキーの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲

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◆(2)思わずチャイコフスキーの名盤を取り出して聴きたくなった一冊

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チャイコフスキーといえば、バレエ音楽や
交響曲、ヴァイオリン協奏曲など、

数々の名曲を残した偉大な作曲家。

ピアノの先生であれば、ピアノ協奏曲第1番や、
ピアノ曲の「四季」がまっさきに思い浮かぶかもしれません。

私も学生時代に、ムラヴィンスキーと
レニングラード・フィルの交響曲第4~6番のCDを、

飽きることなく繰り返し聴いていましたね。

さて、今回ご紹介の書籍。

知っているようで知らなかった、
チャイコフスキーの人生について、

また、どのようにしてあの名曲が生まれたのか、

彼の人間性も含めて、あらためて、
チャイコフスキーの音楽を聴きたくなりました。

シリーズを通して感じますが、
とにかく読みやすいのがいいですね。

「10歳から読めるクラシック音楽入門書」

とあるように、子ども向けの伝記ではあるものの、
大人が読んでも心にスッと入ってくる、

読みやすく充実した内容だと感じました。

「あとがき」を読んで、チャイコフスキーの
博物館にもぜひ行ってみたくなりましたね。

また、要所には物語で出てくる楽曲の
QRコードが掲載されていて、

そこから特設ページ→ナクソス・ミュージック・
ライブラリーに移動して試聴ができます。

★「音楽家の伝記 はじめに読む一冊」シリーズ特設サイト

本書の帯にある、

「心やさしく傷つきやすい“ガラスの坊や”が、
音楽で世界を征服するまで」

の意味は果たしてどういうことなのか…?

教室に一冊置いておけば、音楽好きな生徒さんが、
手に取るかもしれませんね。

ピアノの先生自身が学びのために読む、
というのも素敵な時間でしょう。

ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー 』ひのまどか・著

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◆(3)編集後記

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土曜日配信のメルマガではお知らせしましたが、

今年も「レッスン手帳2021」が発売になります。

おかげさまで、全国のピアノの先生に
ご活用いただいているレッスン手帳。

レッスンもプライベートも管理できる、
まさにピアノの先生のための手帳。

ピアノの先生向けの内容はもちろん、
今年も、素敵なデザインが揃いました。

2種類の手帳に、それぞれ表紙デザインが
2つ入っているので、お好みで差し替えられます。

また「ダウンロード限定版」のデザインも
「4絵柄」ご提供する予定です。

こちらは、近々ヤマハミュージックメディアさまの
特設サイトでの公開となります。

Amazonでは表紙が見られるようになりました↓

★「レッスン手帳2021 マンスリー&ウィークリー」

★「レッスン手帳2021 スリムマンスリー」

「レッスン手帳2021」を、皆様の素敵な
レッスンライフのお供にしていただけましたら、

監修者としてこの上ない喜びです。

それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

★「ピアノ講師ラボ」2020年11月号は松田映子先生との対談!

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