大人の入門書としても最適。ショパンの音楽と生き方に触れられる一冊「CD付き 音楽家ものがたり ショパン」新井鷗子・著（音楽之友社）

おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「CD付き 音楽家ものがたり ショパン」

という書籍です。

「ピアノの詩人」と呼ばれるショパン。

彼の作品は、多くの人の心を
とらえて離しません。

ピアノの先生にも、ショパンの音楽を
愛する方も多いでしょうね。

今回は、子どものための、
ショパンの伝記のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書の巻頭から引用すると、

「故郷をはなれ、遠い異国のまちで
ショパンはピアノの曲をたくさん作りました。
よろこびも、かなしみも、恋のときめきも、
ピアノだけがショパンの心を知っていました。
ショパンの音楽の箱をあけてみましょう。
ほら、ピアノがあなたに語りかけてきます」

とあります。

本書は、「音楽家ものがたり」という
音楽之友社の伝記シリーズの一冊。

このメルマガでも、既刊をご紹介してきましたね。

★参考「CD付き 音楽家ものがたり　モーツァルト」

★参考「CD付き 音楽家ものがたり　ベートーヴェン」

著者は「題名のない音楽会」などを手がけてきた
大人気の音楽構成作家、新井鷗子さん。

子どものための伝記ということで、
小学3年生以上で習う漢字にはルビがつき、

文字も大きく、読みやすいのが特長です。

裏表紙から読む、

「ショパンを知ろう！」

のコーナーは、ショパンに関係する人物や、

今のあなたにぴったりの曲を探せる
「ショパン音楽チャート」など、

さらに、また肖像画や自筆譜など、
カラーの写真で見やすく掲載。

また、付属のCDはアルゲリッチや、
ユンディ・リなど一流の演奏を収録。

子ども向けだからこそ、本物の音楽を、
という思いを感じます。

主な内容を「もくじ」からご紹介してみましょう。

もくじ

CDで聴ける ショパンの名曲

プロローグ

●子ども時代
誕生、ポーランド
はじめての先生
デビュー・コンサート
学校に入る

●青春の旅立ち
ワルシャワ音楽院の生徒
音楽の都ウィーンへ
初恋
ふるさとよ、さようなら
革命のとき

●パリの生活
大都会パリを歩く
社交界にデビュー
ピアノのアイドル
ショパン先生のレッスン

●恋するピアニスト
マリアとの約束
運命の人、ジョルジュ・サンド
マヨルカ島へ
ノアンのおだやかな日々

●別れ、晩年
サンドとの別れ
イギリスへの演奏旅行
愛する人にかこまれて

ショパンを知ろう！

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◆（２）あらためてショパンの生き方に触れられる一冊

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最近では、音楽関係の伝記がいろいろ
出版されていますね。

偉大な作曲家の生涯、生き方…

一人の人間としての苦悩や成功など、
学ぶところは大きいです。

本書は、小学校中学年からの子どもを
対象にした新しい伝記シリーズ。

「ページから音楽があふれだす！」

と本書の帯にもあるように、伝記の中で
出てきた作品が、付属のCDの何曲目かを掲載。

CDをかけながら本書を読むことで、
さらに理解が深まり、興味も高まるでしょう。

巻末には、子どもたちにこれだけは
知っておいてもらいたい、

といった「豆知識」的な内容も掲載。

より広い視野で偉大な作曲家を眺め、
親しめるような内容になっています。

子どもが好きなクイズなどもあり、
楽しめる工夫が凝らされていますね。

（ショパンがホットチョコレートが
好きだったのは知りませんでした）

お伝えしたように、本書はCDが付属。

アルゲリッチやユンディ・リ、チョ・ソンジン
など一流の演奏を13曲収録。

ちなみに版元の音楽之友社では、
本シリーズの特設ウェブサイトもあります。

一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

★「音楽家ものがたり」特設サイト（音楽之友社）

教室に一冊置いていたり、生徒さんへの
プレゼントにも良さそうな一冊。

また、大人にもショパンの入門書として
おすすめできる書籍ですね。

ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 CD付き 音楽家ものがたり ショパン 』　　新井鷗子・著

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◆（３）編集後記

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今回ご紹介の本はショパン。

私も「好きな作曲家は？」と聞かれたら、
おそらくショパンと答えるでしょう。

（修士論文もショパンがテーマでしたね）

本書を読んで、ショパンの音楽が
生まれた背景をあらためて知り、

人間ショパンの生き方に触れられ、
いろいろと再発見もありました。

秋もふかまるこの時期に、
ゆっくりショパンの作品に向き合う、

そんな時間も素敵ですね。

それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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