私たちピアノ指導者は、日々、
子どもたちと向き合っています。
世の中には、習い事がたくさんあり、
ピアノもその一つではありますが、
これだけ長い期間、しかも一対一で、
子どもたちの成長と共に歩める習い事は、
他にあまりないのでは、と思います。
■出会いに身が引き締まる
私たちは、年間を通して、出会いがありますよね。
新しい出会いは、ワクワクしますが、
身が引き締まる思いも同時にやってきます。
どんな子にも、見えない大きな可能性があって、
その限りなさに、後ずさりするような…
これから、この子の可能性の行き先の
一端を自分が担うことになるのだ、
と、その重大さを毎回感じます。
■子どもと向き合うときの前提
これまで、多くの著名な先生にお話をお聞きして、
気づくことがあります。
それは、ピアノを教えるときの前提。
いわば、子どもとの向き合い方の部分です。
素晴らしい指導をされる先生は、
「子どもだから、まだ小さいから…」
そういう限界を作る思考がありません。
子どもだから、これはできないだろう、
そんな限界を、教える側が作ってしまうと、
本当にそういう「限界」ができあがる。
逆にいうと、子どもたちの「可能性」を
心から信じているわけです。
■どんな子にも…
先日対談をさせていただいた、
クラウディオ・ソアレス先生。
「ピアノ講師ラボ」2020年9月号にて、
会員様にお届けしましたが、
本当に素晴らしいお話の数々、
会員様からの反響も大きかったですね。
ソアレス先生との打ち合わせのときに、
レッスンするときの前提のお話がありました。
そのお言葉が印象的でした。
「私が思うに、どの子にも、天才になる可能性がある。
もちろん、ピアニストとしての天才か、
たとえば数学者としての天才かはわかりません。
いずれにしても、どの子どもにも、
いろんな大きな可能性がある。
これは、何かを教える人間として、
前提にしておかなければならない」
ソアレス先生といえば、国内外で活躍する
ピアニストを数多く育てられるなど、
素晴らしいピアノ指導者でいらっしゃいます。
どんな子でも才能を伸ばすソアレス先生の
ピアノ指導の秘訣は何なのか?
それを探っていったところにあったのが、
「どの子にも天才になる可能性があるのだ」
と信じて、すべての生徒さんに向き合う、
ソアレス先生の「信念」だったわけです。
■信じ続けられるのは…
子どもたちの可能性については、
どの先生も感じていらっしゃるでしょう。
でも、可能性を「信じ続けること」は、
決して容易ではありません。
ただ、簡単ではないからこそ、
子どもたちの成長を感じたときの、
喜びは言葉にできないほど大きいわけです。
もちろん、たいへんな時もあります。
ここまでかな…と思うときもあるでしょう。
それでも、他の大人があきらめた時でさえも、
彼らの可能性を信じ続けられるのは、
ピアノ指導者だけかもしれない。
私たちの大きな使命感、そして喜びの源は、
彼らの可能性を心から信じるところから、
生まれてきているのかもしれませんね。
お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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