メモ

毎週土曜日に配信しているメールマガジン。

昨日の記事の配信後、

「今朝のメルマガ読んで痛感しました!」
「興味深く読ませていただきました」

など、これまでになく数多くの反響がありました。

せっかくですので、こちらのブログでもご紹介してみます。

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【メインコンテンツ】「これ」をするかしないかでレッスンが大きく変わる
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「ごあいさつ」でもお伝えしましたが、私はこれまで、
著名な先生と、直接お話する機会をいただいています。

どの先生も、ピアノ教育界やピアノの世界で、
第一線を走り続けている方ばかりです。

そうした先生とお話させていただくと、
ある一つの「共通点」があることに気づきます。

それは、仕事への飽くなき探求心やプロ意識だったり
するのですが、もっと細かい部分。

共通して「やっていること」です。

■著名な先生ほど「やっていること」とは?

それは、誰でもできることなのだけれど、
意外と面倒くさかったり、忘れたりすることです。

逆に、だからこそやっているとその差がはっきり
してくることでもあるのですが……

その「やっていること」とは、とても単純です。

「メモすること」

どうでしょう。すごく簡単で誰でもできることです。
ただ難しい点があるとすれば、

○その瞬間に書き留める必要があること
○継続して取り続ける必要があること

たとえば、レッスン中に突然アイデアが降って湧いてきた。

これをその瞬間にメモするかどうか。できるかどうか。

私も経験がありますが、

「今のたとえ話はヒットだ!」
「弾き方を向上させるポイントはここか!」
「100円ショップで買ったあれを活用できるかも!」

とワクワクするようなアイデアが、
湧いてくることがあります。

忘れないように、レッスンが終わったらメモしよう!
と思いつつ、次々生徒と対しているうちに忘却のかなたへ…

あるいは、最後のレッスンが終わると疲れてしまい、
メモを取る気力もなくなってしまう……

これをお読みの先生も、そうしたご経験は少なくないでしょう。

■メモは「瞬発力」である

そこで大切になるのは、

「すぐにメモを残せる環境と習慣をつけること」

私が思うに、アイデアは「水蒸気」みたいなもの。

いいアイデアが浮かんでも、それをその場で
「残せる」環境がなければ消えてしまいます。

つまり、水蒸気を「瞬間冷却」して
固まらせる必要があるということです。

それが「瞬間的に」メモすること。つまり、
アイデアが湧いた瞬間に書き留めることです。

「メモは瞬発力」なのですね。

ただ、それも瞬間的に書き残せる「モノ」が
なければ実現はできません。

私はとにかくメモをする人間ですが、それは、
頭の記憶の回路が飛び抜けて良くないからです(笑)

だからこそ、身近にペンや紙がない、スマホがない
という状態に陥ると、極度に不安になります。

大事な要件を忘れては、信用にかかわります。
アイデアが消えてしまえば、チャンスも失います。

一番怖い思考は、「あとでいいや」ですね。

この思考で、私はどれだけのレッスンアイデアを
闇に葬ってきたことでしょう(笑)

■頭の中はレッスンのことばかり……

ここで先ほどの話に戻りますが、著名な先生ほど
やはりメモの重要性を感じていらっしゃる。

レッスンを少し止めてでも、その場で書き留める。

それらを、レッスンの終了後にノートにまとめる。

そこからさらにアイデアが膨らんでいく。

そうしたことを実践されています。そして日々の
生活の中で、常に頭の中にあるのは、

「レッスンのこと」

であり、その着地地点として置いているのが、

「何とか生徒に伝えたい」
「何とか生徒を良くしたい」

という究極の「生徒思考」ではないかと思います。

買い物をしていても、テレビを観ていても、
何をしていてもレッスンに結びつけた思考。

そこからまたアイデアが浮かび、メモする。
レッスンで実践してその反応を、メモする。

そうした積み重ねが、体系化された教材だったり、
目からウロコのレッスングッズだったりします。

大河の一滴ではないですが、膨大なメソッドも、
最初は「書きなぐりの紙きれ」から生まれたはず。

その「紙切れ」に価値を見出せるかどうか。
メモは「瞬発力」だと知っているかどうか。

この点は、自分のレッスンを充実させる「ヒント」
と言っても間違いないでしょうね。

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