今回も、過去のメルマガのご紹介。
教室の「価値」と「思い」の関係について、
メルマガ「成功するピアノ教室」2010年10月23日の記事です。
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【メインコンテンツ】~教室の価値は「人の心の中」で生まれる~
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前号では、ブランドメーカーの例を挙げて、
価値を提供することの大切さについて考えてみました。
考えてみると、高級ブランドは商品の単価が高くても、
そこにファンがいるために売れ続け、愛され続けている。
そこには並々ならぬ「企業努力」があるでしょう。
規模は違えど、こうしたことはピアノ教室においても
同じことが言えると私は思っています。
本当に教室を慕ってくれる生徒や保護者に来ていただくための、
いわゆる「教室努力」は今後さらに大切になってくるでしょう。
■こちらが選ぶと、向こうからも選ばれる
以前、メルマガの冒頭には、こんなことを書いていました。
「本当に教室を変えたい熱い先生だけ、お読みください」
このメッセージを、いつもメールマガジンの冒頭で発信して
いたところ、お読みの先生がこのようにおっしゃいました。
「ここまで言い切ってしまうのはすごいですね。
読者さんの数を減らすことになりませんか?」
確かにその通りです。
こちらが宣言して、いわば読者を「選んで」いるわけ
ですから、登録される先生も減るでしょう。
ただ、これは意図してやっていたことです。それは、
「本当に意識の高い読者だけを集める」
という目的です。
私が発信する情報は、本当に教室を変えたい、何とかしたい、
という意識の高い先生「だけ」に読んでいただきたい。
つまりこのメッセージは、私にとっての
「読者の質を上げたい」
という意図の表われでもあるわけです。
冷やかしの人を100人集めるよりも、
意識の高い人を10人集める。
このほうが、より価値の高い情報をお伝えする
モチベーションにつながりますし、何よりのメリットは、
「有益な情報がどんどん集まり、メルマガの質を高められる」
ということです。
意図的に、意識の高い読者を望んでいると、
「レスポンス」の質も高くなります。
真剣に教室を考え、取り組んでいる先生のご意見ですから、
質も高く、情熱的で、何よりポジティブです。
また、それに応えようとこちらも勉強を重ね、
情報発信をする。結果的に自分を高めることにつながる。
だからこそ、読者はある程度選び、そして
情報は惜しみなく伝えているわけです。
■教室運営においてもここがポイント
こうした発想は、生徒募集に関しても当てはまることでしょう。
「こんな子(人)に来てほしい」
「私はこういう生徒を求めている」
といった「理想の生徒像」を明確にすることは、
生徒の質を上げ、自分を高めることにつながります。
そのひとつの方法が、理想の生徒を集めると決め、
「思い」を発信するということです。
また「理想の生徒像」を考えるということは、結果的に、
「自分がどういう教室を目指しているのか」
というところまで踏み込んで考えることにつながります。
■思いは「価値」になり得る
そこで、かなり遠回りをしてきましたが大切になるのが
「(先生の)思いを伝えること」
です。
思いを伝えることで、そこに共感する人を集める、
という意識を持つことです。
教室を探している人にとって、月謝や立地などは
もちろん教室選びの際の重要なファクターではあります。
けれども、ピアノ教室選びは「一生もの」。
本当に良い教室を選びたいと思っている方にとって、
こうした先生の「思い」の部分は重視しているはずです。
ピアノ教室をネットで探すという状況の中、
これからのピアノ教室経営では、我々は意図して
この「思い」の部分に踏み込んでいく必要があります。
■「価値が高まる」は「良さそう」と感じてもらうこと
なぜ伝わると価値が高まるか、と言う点を簡単に表すと、
「教室の思い、熱意を伝える」
↓
「他の教室との違いが明確化」
↓
「魅力的、個性的な教室に映る」
↓
「教室の価値が高まり(良さそうと感じ)、
選ぶ対象となる」
こういうことではないか、と思います。
実際にサイトなどを見た人は、こういうプロセスは
一瞬にして行っています。
ここで生まれる感情は「この教室は良さそう」という
至極あいまいなものです。
ですが、教室を知らない人にとっては、サイトの情報や、
自分が集められるだけの情報が全て。
そこで、いかに良さそうと思ってもらうか、
ということが重要なポイントになるわけです。
■まとめ~教室の価値は「人の心の中」で生まれる
結局、教室の価値というものは、
「人の心の中」
でしか生まれませんし、そこで決定されるものです。
そうであれば、人々の心の中にある価値を高めるために、
我々は伝え続けるしかありません。
伝わらなければ、相手の中に価値も生まれませんし、
その教室を選ぶ要因にもなりません。
私がここ数回のメールマガジンでお伝えしている、
「伝えることで価値を高める」
というキーワード。
このキーワードがいかに大切かということが、
お分かりいただけたのではないでしょうか。
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