いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」

レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、

忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、

毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。

生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。

「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。

生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。

わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、

レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。

この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。

著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。

インプットの量がレッスンの自信に表れます。

目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。

■ピアノの先生にも人気のピアニストの今井顕先生がご登場!

さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
ピアニストの今井顕先生がご登場です。

来月2021年3月号にて、

「作曲家の真意に迫る『本当の楽譜の読み方』の極意(前編)」

というタイトルでのお届けです。

今井顕先生は、16歳でウィーン国立音楽大学に入学、
19歳で最優秀の成績で卒業され、

その後は数々の国際コンクールで受賞、
コンサートピアニストとしてご活動をされています。

また、数々のピアニストを育てられ、
現在、国立音楽大学の名誉教授でもいらっしゃいます。

また、皆さまおなじみの、

「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」

の校訂もされ、指導法講座では、
原典版の大切さなど伝えていらっしゃいます。

会員様からの熱いご要望をいただいて実現した対談。

今回の対談では、その今井先生に、
原典版の魅力や使い方についてなど、

「本当の楽譜の読み方」

について、具体的な指導法など
詳しくお聞きすることができました。

今回、今井先生のお話が豊富だったこともあり、
次回3月号が「前編」、4月号が「後編」でのお届けです。

さて、今回のブログでは、今井先生との対談で、
心に残ったことをシェアしてみます。

■自分で聴いた音しか…

このお話は、今井先生ご自身が、
ボイストレーナーの先生に教わったことだそうです。

それは何か。

「人間は、自分で聴いて、記憶した音しか再現できない」

文字にすると、
とても当たり前のことに感じます。

でも、今井先生のこのお言葉は、
私にとって目からウロコでした。

いい音で弾きたければ、いい音を聴くしかない。

いい音は、それを経験した人にしか再現できない。

■経験するしかない

「いいコンサートに行きなさい」

とよく言われるのは、そういうことですよね。

会場の空間に身を置いて、響く音を経験する。

今井先生の言葉は続きます。

「極めつけの経験は、響きのいいホールのステージで
いいピアノで弾いて、自分の音を聴いて、

『あ、この音が欲しかったんだ!』

という経験をすること」

きっと皆さんも、ご経験があると思います。

素晴らしいホールの
素晴らしいピアノで、

初めて音を鳴らしたときのあの「感動」を。

私も今でも覚えています。

こどもの頃、初めて大ホールで弾いたとき。

一瞬、疑いました。

これは本当に自分の音なのかと。

同時に、心が震えました。感動しました。

■その感動はかけがえのない経験

ピアノの演奏には、もちろんテクニックも重要です。

でも、もっと大切なのは、
感動・感激という経験を経た、

「あの音が欲しい…!」

という心からの欲求。

その欲求が、タッチを変え、音を変える。

耳が記憶している以上の音色は出せない。

耳の記憶が、弾き方を変えるわけです。

■どれだけ私たちの音が大切か

これは、レッスンでも同じですよね。

生徒さんのなかにも、こちらがどれだけ
言葉を尽くしても出せなかった音が、

先生のたった一回の演奏を聴いただけで、出せた。

でもこれは、魔法でも何でもないわけです。

人間は、耳が記憶している音色しか出せない。

耳の記憶が、弾き方を変えるわけです。

そう考えると、私たちピアノ指導者の、

「音色」ほど重要なものはない。

その子の「限界」も「可能性」も「憧れ」も、

そこで決まってしまうわけですから。

私たちが出す、聴かせる音の「先」に、

子どもたちの「可能性」が広がっている。

自分の「音色の追究」に、終わりはないですね。

■今井顕先生との「前編」の対談内容

ちなみに、3月号の「前編」の音声教材の内容をご紹介すると…

【CD1】
●ピアニストの今井顕先生のご紹介
●パウル・バドゥーラ・スコダ先生との出会いについて
●音楽とは「身体能力を拡張するもの」である
●生徒とは「自分で育つものである」の真意とは?
●人間は自分の耳で聴いて記憶した音しか再現できない!

【CD2】
●作曲家の真意に迫る扉は唯一「楽譜」である
●「抑揚(イントネーション)」は原典版にしかない!
●正しい弾き方は「Mozart」と同じ発音である!
●ブルクミュラーの演奏秘訣は「アーティキュレーション」
●スタッカートの「点」を見たら「表情豊かに」!
●個性とは「細かい単位での強弱があるかないか」
●原典版は「推理小説を読む」ようなものである

…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかりです。

ちなみに、ちょっとフライングですが、
4月号の「後編」の内容もお知らせしてみます。

【CD1】
●あらためてピアニストの今井顕先生のご紹介
●作曲家の意図を大切にした今井先生校訂の「ソナチネ・アルバム」
●知っておきたい「dolce」の本当の意味とは?
●「ソナチネ」をきちんと弾けると受けられる恩恵
●目からウロコの「トリル」の弾き方について
●「ソナタ・アルバム」の校訂のポイントは「ペダル」だった!

【CD2】
●ベートーヴェンの「月光ソナタ」に見る深層心理とは?
●「Largo」に込められた本当の意味とは?
●自分の楽譜に書き込むとそれが「歴史」となる
●恩師スコダ先生の「新版モーツァルト演奏と解釈」
●緊張とはそのときたった一回しかない「宝物」である
●これからのピアノ指導者に必要なものとは?
●今井先生のこれからの「ビジョン」は?
●今井顕先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

■今井顕先生の「前編」の対談が聴けるチャンスは2/28まで

さて、今回ご紹介の今井顕先生との対談。

2021年2月28日(日)までにご入会いただけますと、
初回2021年3月号として、今井顕先生との「前編」の対談からスタートいただけます。

ちなみに、4月号が今井顕先生との「後編」の対談。
内容を深く学ぶために「前編」からお聴きくださいね。

こちらのページでは、今井先生との対談の
サンプル音声を視聴できます↓

★「ピアノ講師ラボ」2021年3月号に今井顕先生がご登場!画像をタップ↓

■今井顕先生の「ウェブ配信コンサート」のお知らせ

ちなみに、会員様にはチラシを同封しましたが、
その今井顕先生の「ウェブ配信コンサート」がいよいよスタート!

「ぴあ」のライブ配信サービスでの配信で、
チケットの発売は、3月6日(土)まで。

実際の視聴可能期間は、
2月25日(木)~3月6日(土)までとなっています。

今井顕先生の素敵な演奏とトークを
お楽しみいただけるようですので、

よろしければ「ぴあ」のサイトをご覧ください↓

【動画配信】今井顕が語り、奏でるウィーン古典派の魅力
「ハイドン、モーツァルト、そしてシューベルトの
音楽を聴きくらべてみませんか?」

■学びを止めないために

世の中がたいへんな状況が続いていますが、
ワクチンの接種など、明るいニュースも出てきました。

また、新学期に向けた入会も、
これから増えてくる時期ですね。

こうしたときこそ、あらためて自分の
レッスンを見つめ、高めていく。

すべては、その先の生徒さんの笑顔のために。

今井顕先生の素晴らしいお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。

お手元に届く教材に、期待ください。

今井顕先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!

(対談の収録を終えて、今井顕先生と…)

お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

★「ピアノ講師ラボ」2021年3月号の締切は「2月28日(日)」詳細は画像をタップ↓

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