「コミットメント」
とは、辞書によると「かかわりあうこと」
「ゆだねること」「公約」「誓約」「約束」
といった意味があります。そこから、
「責任を持って関わる」「責任を伴う約束」
をさす言葉として使われていますね。
事業を手がけている人であれば、
お客さまにこれだけは必ず提供する、
そんな「約束」の部分といえます。
思えば、どんな仕事も、お客さまとの約束。
仕事の成果とは、どれだけその
約束を果たせたかで、はかられます。
■ピアノ教室のコミットメントとは?
これはピアノのレッスンも同じですね。
教室のホームページなどで、教室の理念や
レッスン内容を紹介する際に、
「当教室は○○なレッスンを提供しています」
といった表記がありますね。
指導者として、何としても達成したいこと、
こんな生徒に育てていく!という覚悟、約束。
これがいわゆるコミットメントです。
■私が対談で必ず聞くこと…
私は「ピアノ講師ラボ」にて著名な先生に
レッスンの秘訣をお聴きしているのですが、
その対談の最後に必ず聞くことがあります。
「先生にとって、プロフェッショナルとは?」
どの先生も、熱い思いを語って下さいます。
プロ意識が垣間見れて、とても共感できます。
どの先生の言葉からも感じるのは、
「結果でコミットメントする」
というご姿勢です。
「こういう生徒を育てる!」と決めたなら、
必ずそこに導く。約束を守る。
その過程や努力については語りません。
「がんばってみたんですけどね…」
そんな、できなかった言い訳は通用しない、
そもそもそこには興味がない。
すべて結果、成果で証明する、
そんなプロ意識が根底にあるからです。
■自分との約束だけは守る
その背景には、
「生徒との約束以上に、自分との約束を守る」
という強い思いを感じます。
「こういう生徒を育てたい」という思いは、
いわばピアノ指導者としての強い理念です。
人生をかけて成し遂げたいもの、
なぜこの仕事をしているのか?
その部分です。
もちろん、人を相手にする仕事ですから、
思うようにいかないこともあります。
けれども、常に先を予測し、
そのときに「最善」と思えることを尽くす。
つまり「最善を尽くすことが自分との約束」なのです。
「このくらいでいいか…」という妥協はありません。
どの子もどこまでも伸びていける、
伸ばしていくのが自分なのだ。
そういう信念のもとに、毎回のレッスンに向き合う。
■わたしのレッスンをする
ピアノのレッスンでのコミットメントは、
指導者としての自分を律する、
「自分との約束」でもあるわけです。
生徒は、ベストなレッスンを求めています。
保護者の方は、それ以上を求めています。
だからこそ、それを1%でも上回るように、
いつも最善を尽くし、価値を提供する。
その繰り返しが、成長へとつながり、
より自分への約束への「自信」につながる。
けれども、決して驕らず、偉くならず、
星の数ほどあるピアノ教室から、
ここを選んでくれた感謝を忘れず、
「わたしには、わたしにしかできないレッスンがある」
そういう信念を持って、レッスンしていきたいものですね。
★メルマガ「成功するピアノ教室」vol.593号より
・・・ ・・・ ・・・
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★全国5,569名のピアノの先生が購読する無料メルマガ
「成功するピアノ教室」ご登録はこちら
↑毎週土曜日の朝に配信中。配信解除もいつでもすぐにできます
★今年も「4月始まり」が発売されました!ピアノの先生のために開発された手帳
★「レッスン手帳2021 マンスリー&ウィークリー」2021年4月始まり
★「レッスン手帳2021 マンスリー&ウィークリー」2020年12月始まり
★「レッスン手帳2021 スリムマンスリー」2020年12月始まり
★ピアノ教室運営を成功させる「秘密」を物語形式で学べる!
★「夢をかなえたピアノ講師~ゼロからの180日(音楽之友社)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━