いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」。
レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、
忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、
毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。
生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。
「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。
生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。
わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、
レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。
この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。
著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。
インプットの量がレッスンの自信に表れます。
目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。
■和声法のスペシャリストの土田京子先生の「後編」をお届け!
さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
作曲家の土田京子先生がご登場です。
来月2021年6月号にて、
というタイトルでのお届けです。
土田先生といえば、「絶対!わかる 和声法100 のコツ」や
「和声法がさくさく理解できる本」などのご著書で著名。
音楽教師のための「説き語り音楽塾」を主宰されるなど、
和声法のスペシャリストとしてご活躍です。
とかく敬遠されがちな和声法ですが、
土田先生の手にかかると、
分かりやすく楽しいものに早変わり。
今回の対談でも、やはり和声法を中心に、
今日からのレッスンや演奏、
そしてアレンジに役立つお話をいただくことができました。
土田先生のお話が豊富だったこともあり、
2回シリーズでお届け。
次回6月号が「後編」となります。
さて、今回のブログでは、土田先生との対談で、
心に残ったことをシェアしてみます。
■指導者にとって大切なもの
演奏をする人、表現する人、
そして、教える人にとって、
大切なものは何か?
それは「言葉の向こう側にあるもの」です。
このお話をしてくださったのが、
来月号の「ピアノ講師ラボ」に
ご登場の土田京子先生。
和声法のスペシャリストとして、
大学などの教育機関を中心に、
現在は主に、ピアノ指導者に向けて、
和声法を伝授していらっしゃいます。
■作品について調べる
何か、ピアノの作品を演奏したり、
勉強したりするとき、
作品について調べることを
重視している先生も多いでしょう。
その作品の背後にあるもの、
作曲家が当時考えていたこと、
その時代について…
生徒さんに、調べる学習課題を
与えている先生もいらっしゃるでしょうね。
■大切なのは「厚み」
でも、なぜそうした知識を持っておくべきなのか?
土田先生はおっしゃいます。
それは「厚み」だと。
たとえば、何かをおススメする人がいたとして、
それが、その道の専門家だった場合と、
ほとんど何も知らない素人だった場合。
どちらの言葉を信用するでしょう?
きっと多くの人が、前者のおススメに興味を抱くでしょう。
なぜなら、その言葉の「裏」にある、
膨大な時間と知識、経験と実績…
そういう目には見えない、
けれども最も重要なものを、
人はしっかりと感じているわけです。
■言葉の向こう側にある
演奏家が、思想や西洋音楽史、和声法など、
多岐にわたって知識の触手を伸ばすのは、
「音の向こう側」に宿る「厚み」のため。
それが、説得力のある演奏につながり、
多くの人の心に残っていくわけです。
これは、ピアノを教える私たちにとっても、
とても重要なことだと思います。
私たちの「言葉の向こう側」にあるもの。
それを積み重ねていくこと、
その努力を怠らないことが、
いわば、私たちの仕事であり、
私たちの「一言」や「一音」に、
深みを持たせていくのだと。
■即座に答えられるか
対談の最後に、いつも私が投げかけている質問があります。
「先生にとっての、プロフェッショナルとは?」
土田京子先生にとっての、
プロフェッショナルとは何か?
こちらも深いお話なので、ぜひ対談を
楽しみにしていただきたいのですが、
簡単に要約するとすれば、
「聞かれたことに即答できること」
生徒が何を聞いてきても、即答できるほど、
知識や経験に溢れていること。
たしかに、どの道の専門家も、
どんな質問にも、即座に回答しますよね。
しかも、その言葉に「厚み」がある。
■どの一音、どの一言にも…
でも、私自身を考えてみると、
まだまだ即答できないことばかりです。
知らないことばかりで、落ち込むことも。
音楽という海は、どこまでも深淵で、
神秘的で、どこまでも広がっています。
同じように、
子どもたちの可能性も、どこまでも深淵で、
神秘的で、どこまでも広がっています。
私たちは、そのかけ合わせを仕事にしているわけです。
いわば、果てしない大航海です。
でも、だからこそ、面白い。
なぜ、その一音にゾクッとするのか?
なぜ、子どもの一言に感動するのか?
どの一音も、どの一言も、
すべてが、学びのチャンスであり、
指導者として成長できるチャンスである。
そうしたマインドを持っている人だけが、
自分の言葉の向こう側に「厚み」を持たせられる。
微差が、大きな差になっていく理由は、
そんなところにありそうですよね。
■土田京子先生との「後編」の対談内容
ちなみに、6月号の「後編」の音声教材の内容をご紹介すると…
【CD1】
●あらためて和声法のスペシャリストの土田京子先生のご紹介
●混声四部合唱が生まれた理由は「宗教改革」にあった!
●「和音の借り方」に気を付ければ転調もラクラク
●和音と和声の違いから「和音外音」を紐解く
●ナポリの和音やドリアの「特殊和音」を分かりやすく!
【CD2】
●終止形は「音楽の句読点」だと考えると分かりやすい!
●音楽史の知識が演奏やレッスンの「厚み」となる
●「フーガ」を読み解く前に知っておきたいこととは?
●作曲家が考える「子どもの耳を育てる方法」とは?
●子どもへの「アナリーゼ指導」のポイントは?
●音大受験生へのレッスンの秘訣は「ソルフェージュ力」
●生徒がいい質問をしたら「いいレッスン」をしている証拠
●簡単な曲にオシャレな伴奏を付ける極意はこれだ!
●これからのピアノの先生が持っておくべきものとは?
●土田先生のこれからの「ビジョン」は?
●土田先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかりです。
■土田京子先生の「後編」の対談が聴けるチャンスは5/31まで
さて、今回ご紹介の土田京子先生との対談。
2021年5月31日(月)までにご入会いただけますと、
初回2021年6月号として、土田京子先生との「後編」の対談からスタートいただけます。
(ちなみに、5月号の土田京子先生との「前編」の対談も
お聴きになりたい先生は、こっそりご相談くださいね)
こちらのページでは、土田先生との対談の
サンプル音声を視聴できます↓
★「ピアノ講師ラボ」2021年6月号は土田京子先生の対談の「後編」!画像をタップ↓
■学びを止めないために
世の中が落ち着かない状況が続いていますが、
こういうときこそ、学びをとめない。
新しい季節を迎えて、入会も増えてくる時期、
ぜひご自分のレッスンを見つめ、
高めていく機会にしていただけたら幸いです。
すべては、その先の生徒さんの笑顔のために。
土田京子先生の素晴らしいお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。
お手元に届く教材に、期待ください。
土田京子先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!
(対談の収録を終えて、土田京子先生と…)
お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
★「ピアノ講師ラボ」2021年6月号は土田京子先生の対談の「後編」!画像をタップ↓
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