2回にわたって、ピアノの先生の「名刺」についてお伝えしてきました。
本日はまとめとしての記事を。
メルマガ「成功するピアノ教室」 vol.195 2012年4月7日の記事です。
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【メインコンテンツ】~名刺に載せるべきは講師としての「志」~
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名刺は、自分を伝える大切な「パーソナルツール」として、
ビジネスの世界では、重要視されています。
ただ、多くのピアノの先生は、名刺を持つことの効果を
あまり実感されていないように思います。
今号では、このテーマのまとめとして、
名刺を持つことの効果についてお伝えしてみます。
■名刺は一体何をしてくれるのか?
名刺を持つことの目的は、いろいろあると思いますが、
やはりメインとなるのは、
「自分を知ってもらうこと」
でしょう。
この大きな目的を達成するためには、当然ながら、
名前や電話番号などの情報だけでは足りません。
それでは名札を渡されているようなものですよね(笑)
自己紹介を、10分もさせてくれるのであれば
問題ありませんが、そんな場はあまりありません。
そこで改めて考えてみると、
「口伝えでは足りない情報を、名刺で効果的に伝える」
これが名刺の役割ではないでしょうか。
■伝えるべきは「ピアノ講師としての志」
私は仕事をする上で、7つのミッションを掲げています。
あらためて、ここでご紹介させていただきます。
【1】音楽の偉大さをいつも認識し、感謝の気持ちで対峙すること
【2】知識と情報を分かち合うことで、社会に貢献すること
【3】たくさんの人と出逢い、お互いに影響し合える関係を築くこと
【4】常に自分を高めることで、世の中が良くなる活動をすること
【5】人の心の中にある「喜び」を共有できること
【6】自分が信頼することで、人から信頼を得る人間になること
【7】いつも最大限に努力することで、人の気持ちに近づくこと
拙書にも載せていますので、お読みいただいた
先生もいらっしゃるかもしれません。
これは、私にとっての「ぶれない軸」となる、
大切な「志」の部分であり「宣言文」でもあります。
「私は自分の仕事をこう捉え、これを大切にしている」
「あなたと仕事をする際、これを念頭に取り組みます」
「私は、あなたとこんな気持ちでお付き合いします」
こういったことを短く伝えるために、ミッションを作り、
様々なシチュエーションでお伝えしています。
新しく作った名刺にも、この「7つのミッション」を載せて、
「あなたとの出会いを本当に大切にしたい」
という気持ちをお伝えしています。
※この名刺はリニューアルしています
こうした「志」の部分は、伝えなければ決して、
相手の方は理解できないものです。
きっと仲のいい友人でさえ、どういう「志」をもって、
仕事に取り組んでいるのか、は分からないでしょう。
ましてや、初めて会った人は尚更でしょう。
■体験レッスンでは「志」を伝える
体験レッスンなどでは、楽しく意義のある時間や、
価値あるレッスンを提供することはもちろんのこと、
「私はピアノ講師として、ここを大切にしたい」
「私はこれを伝えるために、ピアノを教えている」
そうした思いや大切にしていること、つまり「志」を
伝えることが大事だと思っています。
ちょっと堅苦しく言うと、我々ピアノ講師の
「存在意義」の部分になるでしょうか。
ここが伝わって、その思いに共感する人が生徒になる。
これが理想の体験レッスンと言えるでしょう。
ただ、こうした部分はなかなか伝わりにくい。
であれば、他の方法で伝えるしかありません。
だからこそ、教室パンフレットやお便りなどを
お渡しして伝えようとするわけですね。
そして、よりパーソナルな情報(思い)として
伝えるのに効果的なのが名刺、ということです。
■思いがある名刺は伝わる
私もたくさんの先生方と名刺交換をするのですが、
そこに「思い」が伝わる一文があると、嬉しくなります。
同じ思いを持って仕事に取り組んでいらっしゃる、
そうした姿が名刺から伝わってくるからです。
同時に思うのは、
「こうした先生に習ってみたい人は多いだろう」
「きっとレッスンも素敵なのだろう」
ということです。
きっと体験レッスンに来た保護者の方は
同じように感じることでしょう。
仕事やライフワークに対する「思い」が届いたとき人は、
この人と一緒に何かをしていきたい、と思うもの。
「名刺」という字は「名前」を「刺す」と書きます。
親からもらった大切な「名前」と一緒に、
自分の「思い」が相手の心に「刺さ」ったとき。
そこに価値ある出会いが生まれ、
新たな人間関係の「芽」が育まれていくのでしょうね。
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