おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「ピエルネ 愛しい子どもたちへのアルバム」

という曲集です。

私たちピアノ指導者にとって、

様々な作品に触れ、知識を得ておくことは、
充実したレッスンのためにも、とても重要です。

一つでも多くの曲集を知っておきたいと
願う先生も、きっと多いでしょう。

今回は、子ども向けのピアノ曲集のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の解説から引用すると、


「1887年に作曲されたこの作品は
ピエルネの2人の友人、ルデュック氏と
メルソン氏のそれぞれの子どもたちに
献呈されています。ピエルネの子どもに
向けるあたたかな眼差しを感じる曲集です」

とあります。

アンリ・コンスタン・ガブリエル・ピエルネは、

1863年にフランスで生まれた作曲家。

解説によると、1872年にパリ音楽院に入学、
同級生に1歳年上のドビュッシーがいたそうです。

指揮者として、数々の作品を初演、
現代音楽の守護者として大きく貢献。

作曲家としても、管弦楽曲、歌劇、
バレエ音楽、オラトリオ、協奏曲、
室内楽曲、ピアノ曲、オルガン曲など、

あらゆるジャンルにわたって、
精力的に創作したそうです。

この「愛しい子どもたちへのアルバムOp.14」は
やさしく書かれた6曲からなる組曲です。

巻頭には、ピアニストで教育者の
堀江真理子先生の解説があります。

また、弾きやすいように考えられた
運指がほどこされています。

「目次」から、収められている
作品をご紹介してみましょう。

1.パストラル
2.ファランドール
3.守護天使の夜話
4.小さなガヴォット
5.昔の歌
6.鉛の兵隊の行進

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◆(2)ピエルネの子どもたちへの温かい気持ちに満ちた作品

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私の勉強不足で、今回の作曲家、

ピエルネ(1863-1937)を初めて知りました。

ピエルネはフランスの作曲家で、

フランス国内で幅広く活躍した
指揮者としても知られています。

巻頭の解説に、

「ピエルネの音楽はたとえピア二スティックな
作品でも技巧的に聞こえることは一切なく、
軽やかな流れに溶け込んで、耳に心地よく
響いてきます」

とあるように、

親しみやすいメロディーや
優美で洗練されたリズム、

豊かな色彩感などがきわだつ
ピアノ独奏の作品も、たくさん残しています。

ちなみに、私もこの曲集を弾いてみて、
特にいいなと思った曲をご紹介すると、

2.ファランドール
5.昔の歌
6.鉛の兵隊の行進

といったところでしょうか。

なお、第6曲「鉛の兵隊の行進」は、

ピエルネ自身が管弦楽用に編曲しており、

子どものための音楽として、
世界中で広く聴かれている名曲とのことです。

ピエルネの、子どもたちへの
愛情を感じる作品の数々。

ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 ピエルネ 愛しい子どもたちへのアルバム 』 堀江真理子・校訂、解説

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◆(3)編集後記

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関東ではあいにくの天気が続いていますが、

気温が少し下がって過ごしやすくなりました。

ただ、天気の急な変化もありそうなので、

熱中症などにも注意しながら過ごしていきたいですね。

子どもたちも、もうすぐ夏休み。

楽しい思い出がたくさんできるといいですね。

それでは最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

いつも本当にありがとうございます。

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