かなり長く使っている、私のスマートフォン。
最近、急にダウンするようになったんですね…
なかなか時間が取れなかったのですが、
ようやくお店の予約ができて、
来週、見てもらうことになりました。
いろいろ調べてみると、スマホは、
バッテリー切れになりそうになると、
余計な機能への電力をカットして、
なんとかがんばろうとするらしいです。
それでもきびしいと、シャットダウン…
私のスマホも、かなりがんばっていたわけです。
■これは人も同じ…
容量がいっぱいになると、
動きが鈍くなり、新しいものも入らない。
これは、人間も同じで、
忙し過ぎて、自分のキャパを超えると、
頭の回転も動きも鈍くなります。
私は、容量そのものが少ないです。
たくさん写真を撮ると、
すぐ撮影できなくなるカメラみたいです。
やることを詰め込み過ぎると、
うまく物事を進められなくなります。
ごっちゃになると、ひとつひとつの
精度がどんどん下がるんですね。
散らかった部屋でネクタイピンを探すみたいに、
一個こなすのに、すごい時間がかかるわけです。
過去には、自分に詰め込み過ぎて、
いろいろと失敗したこともあります。
でも、ようやく、
自分のキャパを知る大切さに気づきました。
「これ以上やると、うまくいかないだろうな…」
というポイントがわかれば、
いろいろセーブできますし、
人に迷惑をかけることも減ります。
■ピアノの先生が真面目な理由
自分でいうのは恐縮なのですが、
わりと真面目なほうだと思います。
そして、真面目さとか、いわゆる勤勉さは、
ピアノをやってきたことにも関係があると思います。
ピアノの先生が、とても真面目なのも、
小さい頃から、毎日練習を重ね、
努力することから逃げず、
誰のためでもなく、
ただ自分のためだけに、
自分の内側に向かう習慣を続けてきた。
そのあたりに、関係があるように思います。
それはとても素晴らしいことで、
私も自分の宝物だと思っています。
ただ、それだけに、
苦しい思いをすることもあるわけです。
何かに取り組んで、うまくいかないと、
もっとがんばらなきゃ、と。
一回でも間違えて弾いたらダメ、
小さい頃から、そんな世界にいたわけです。
完璧じゃないと、許されない、
得体の知れない期待にこたえるために、自分を追い込む、
小さい頃から、そんな世界にいたわけです。
だから、もっとがんばるわけです。
でも、できないと、余計に落ち込みます。
努力する大切さを知っているだけに、
成果に結びつかないと、余計沈むわけです。
自信をなくすこともあります。
自分を責めることもあります。
■それでも、自分を許す
私も、それでだいぶ苦しい思いをしました。
でも、最近ようやく気づきました。
「そんな自分を許してあげること」を。
先ほどの、自分のキャパを知ることも、同じですね。
「がんばりすぎなくてもいいんだよ」と。
「そんな自分でいいんだよ」と。
真面目な自分も、だらっとした自分も、
どれも大切な自分です。
それでいいのです。
大切なのは、そういう自分を受け入れること。
無理にがんばらなくていいんです。
間違って弾いたっていいんです。
スケジュールが真っ白でもいいんです。
無理に会話をつなげなくていいんです。
何かあっても、うまくいかなくても、
「こういう自分も、わたし」と。
そうやって、ちょっとずつ許していくと、
すごく軽くなれます。
点滅する信号を見て、ダッシュしなくていいんです。
立ち止まって、見上げれば、
美しい空がそこにあるわけです。
ただ、ただ、自分は自分であること。
だいじょうぶです。
やっぱり、それがいちばん、大切です。
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それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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