おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「シューマン ピアノ曲集 III New Edition」

という曲集です。

ピアノ音楽史の中でも重要な作曲家、

ロベルト・シューマン。

シューマンの作品を好んで弾かれる

ピアノの先生も多いでしょう。

今回はシューマンの曲集のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書の帯から引用すると、

「知らなかったシューマンが見えてくる!
共通する世界観によって選曲。
作曲家・文学者による充実の解説付き」

とあります。

本書は、音楽之友社の「標準版ピアノ楽譜」
というシリーズの一冊。

以前、ご紹介した1巻、第2巻に続いて、
第3巻が発売になりました。

★参考「シューマン ピアノ曲集I New Edition」

★参考「シューマン ピアノ曲集 II New Edition」

帯にある【本書の特長】から引用すると、

■2作品を収録

シューマンのピアノ名曲を、共通する世界観によって選曲。
キーワードに沿って読み解くことで、今まで知らなかった
シューマンが見えてくる!

■文学的な視点

シューマンに不可欠な文学とのつながりを、
ドイツ文学者の識名章喜が解説。
第3巻のテーマは「ささやかな幸せと奥深い森」

■アナリーゼの視点

音から見えてくるシューマンの意図を、作曲家の町田育弥が解説。
実際の演奏に役立つこと間違いなし!

■諸資料を参照

自筆譜、初版譜、クララ・シューマン版、各種原典版を
可能な限り参照し、実用版として作成した音楽之友社オリジナル版。

この「標準版ピアノ楽譜 シューマン ピアノ曲集」は、

第4巻以降も逐次刊行予定のようですね。

今回の第3巻では、以下の2曲を収載しています。

●子どもの情景Op.15
●森の情景Op.82

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◆(2)シューマンの「情景」作品へ奥深いアプローチができる曲集

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私も学生時代は、シューマンの作品を

いろいろと勉強しました。

シューマンの作品を演奏する上で大切なのは、

彼の世界観にどれだけ近づけるか。

文学とのつながりを理解しながら、

そこにある「詩」を読み取ること。

学生時代には、およそそこまでは

到達できなかったものの、

シューマン独特の世界に浸っては、

その時間の移ろいを楽しんでいました。

そこで本書。

自筆譜や初版譜、原典版を参照して、

制作された、音楽之友社オリジナル版。

運指は、ドイツのピアニストで、リストの高弟の、

エミール・フォン・ザウアーによるもの。

本書では、

●子どもの情景Op.15
●森の情景Op.82

を取り上げていますが、

「子どもの情景」を作曲した頃の

シューマンの内なる幸せな時間。

そして「森の情景」が描く、

憧れのテーマである「森」の「危険な外の世界」。

その2曲を並べることで、

作品の時代背景や作品を多面的に捉え、

より作品への、奥深い探求ができる。

そんな曲集になっています。

解説は、作曲家の町田育弥先生のアナリーゼの視点を、

文学的な視点を、ドイツ文学者の識名章喜先生が執筆。

共通する「情景」というテーマの2作品を、

作曲家と文学者という2つの視点から見つめ、

深い理解につなげる解説となっています。

識名章喜先生による、

「ささやかな幸せと奥深い森」

では、ビーダーマイヤーとシューマンの

作品との関わりが解説されており、

シューマンのこの作品の背景にあるものを

端的に知ることができます。

町田先生の解説も、限られた字数のなか、

各曲に散りばめられている技法や、

実際の演奏に役立つ解説が満載です。

ご興味があれば、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 シューマン ピアノ曲集 III New Edition 』 町田育弥・識名章喜・解説

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◆(3)編集後記

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書店では、カラフルなの手帳が

秋を彩っていますね。

今年で10年記念の「レッスン手帳」。

今回も心を込めて監修いたしました。

先日、その「レッスン手帳」の見本が来ました!

毎年、見本の小包を開ける瞬間が

いちばんワクワクします。

編集者さんのおっしゃっていた通り、

表紙の「Lesson Diary 2023」の

金色の箔押しが、オシャレでいい感じです。

今年もヤマハさまが特設ページをご用意いただきました。

★「ピアノ指導者お役立ち レッスン手帳2023」特設ページ

今年は、表紙のダウンロードのほかにも、

特別デザインの「年間カレンダー」を

2種類ダウンロードいただけます。

「1月始まり」と「4月始まり」を

お選びいただけますので、

ぜひお好みでダウンロードしてみてください。

特設ページでは、手帳の各ページについても、

いろいろと解説していますので、

ぜひ一度ご覧いただけましたら嬉しいです。

発売は、10月18日の予定です。

店頭でも、Amazonでもご予約が可能です。

ぜひお手に取っていただけましたら幸いです↓

★レッスン手帳2023「マンスリー&ウィークリー」

★レッスン手帳2023「スリムマンスリー」

それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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★今年で10年目となる「レッスン手帳」2023年版もいよいよ予約開始!
★「レッスン手帳2023 マンスリー&ウィークリー」2022年12月始まり
★「レッスン手帳2023 スリムマンスリー」2022年12月始まり

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