ピアノのレッスンといえば、
クラシックがメインでしょう。
ただ、最近のピアノ教本、
主に海外発の導入教材を見ると、
いわゆる「ポピュラー曲」が多いことに気づきます。
「バスティン」や「ピアノ・アドヴェンチャー」
日本のピアノ教本もそうですね。
つまり、私たちは普段のレッスンで、
すでにポピュラー音楽に親しみ、
子どもたちに指導しているわけです。
ただ、具体的なポピュラーリズムや、
コードなどを含めた指導となると、
どのように教えたらいいのか…と
悩む先生も少なくないでしょう。
■30年以上ポピュラー音楽指導に
来月2023年1月号の「ピアノ講師ラボ」には、
佐土原知子(さどはら ともこ)先生がご登場。
30年以上にわたってポピュラー音楽の
ピアノ指導法を講座等で指南。
ご著書も多数、月刊「ムジカノーヴァ」での連載で
ご存じの先生も多いでしょうね。
ポピュラーピアノのコンクールである、
「クリスタル☆Pianoコンクール」の代表もされるなど、
幅広くご活躍の先生です。
その佐土原先生の「前編」の対談が、今月12月号。
「今の生徒さんにポピュラー指導は
欠かせないので、大変勉強になりました」
「『これは家でも絶対に弾きたくなるよね』と思いました」
と、会員様からの反響も大きく、
ポピュラー指導に関しては、多くの先生が
ご興味をお持ちだと実感しました。
次回2023年1月号の「後編」も気になる話題が満載。
たとえば…
「コードネーム」の活用法や指導法、
オシャレなアレンジの秘訣、ポピュラーリズムの指導、
ポピュラー音楽の選曲のポイント、
発表会で盛り上がる工夫…
などなど、最近の子の心を捉えたい先生には、
必聴のお話ばかりかと思います。
■いつものご質問を…
「ピアノ講師ラボ」の対談では、
最後に必ずお聞きしている質問があります。
「先生にとってのプロフェッショナルとは?」
トップを走る先生が、生きるうえで、
レッスンをするうえで何を大切にされているのか…
今回も佐土原先生に、お聞きしてみました。
先生は少し考えた後で、こうおっしゃいました。
「いい加減ができること。
よい塩梅(あんばい)、さじ加減ができる人。
もちろんプロとして、最善を尽くすこと、
責任を持つことは大切ですよね。
それとともに、
『相手がちょうどいいと思う満足感を与える』こと。
200%準備したら、それを全部ぶつけない。
ぶつけたら、自己満足で終わることもあります。
相手がいる場合は、その方にとって、
『何が一番ベストかということを考える』
そういう、駆け引きができる人が、
プロなのかなと思います」
■生徒の満足度は…
これはすごく大切なお話だと思いました。
私たちでいえば、ピアノのレッスン。
自分が持っているものをすべて出すことも、
ときには必要なことでしょう。
でも、生徒さんは一人として同じではありません。
そして同じ生徒でも、その時に教えるべきこと、
求めていること、その時だから吸収できるもの、
伝えるべきだけれど、今じゃないこと…
それを瞬時に選び取って、指導するのが、
私たちピアノ指導者の仕事です。
これは体験レッスンも同じでしょう。
もちろん、準備万端で迎えることは大前提です。
ただ、準備したものをすべてぶつけることが、
その子にとって最適か、ベストかというと…
多くの場合は、そうではないですよね。
だからこそ、ベストなものだけを見極めて、
ベストなタイミング、ベストな言葉で届ける。
そんな、自分の中の「ベストな駆け引き」ができれば、
生徒さんに与える満足度は、大きく変わってきます。
■枯渇してしまっては…
ただし、それができるのは、
「いつもベストな準備をしている先生」だけ。
音楽、そしてピアノ教育の追求に、
終わりはありません。
そして、その学びをやめたときが、
いわば、ピアノ指導をやめる時。
どうしても、枯渇するからです。
自分の中に無いものは、与えられないからです。
生徒さんは、私たちの中から溢れるものを、
すくい取って身体に入れています。
その「溢れるもの」が、私たちの日々の準備なわけです。
生徒を伸ばす「レッスンの駆け引き」ができるのは、
いつも「ベストな準備」をしている先生だけです。
「いい加減ができること。
よい塩梅、さじ加減ができる人」
佐土原知子先生のお言葉に、
ピアノ指導で忘れてはいけない大切なことを、
あらためて教えていただきました。
■佐土原知子先生との対談内容
ちなみに、2023年1月号の佐土原知子先生の対談の「後編」の内容をご紹介すると…
【CD1】
●あらためて佐土原知子先生のご紹介
●クラシック指導にも役立つ「コードネーム」の活用法
●藤がコードネーム指導の体験レッスンを受けてみた
●スリーコードが分かれば保育の現場で伴奏できる
●発表会やレッスンで活かせる「アレンジ」の秘訣は?
●和音に「9番目」の音を足すだけでグッとオシャレに!
●ブルクミュラーも「コードネーム」で分析すると効果的
【CD2】
●ポピュラーリズムの指導のポイントはこれだ!
●ポピュラー音楽ジャンル別演奏と指導のポイント
●ピアノ教材でよく出てくる「ブギ」って何?
●ポピュラー音楽の選曲のポイントは○○にある
●ピアノの発表会で盛り上がる工夫は?
●これからのピアノ教育に必要なこととは?
●佐土原先生のこれからのビジョンは?
●佐土原知子先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■佐土原先生の「後編」の対談からスタートできるチャンスは12/31まで!
さて、今回ご紹介の佐土原先生との「後編」の対談。
2022年12月31日(土)までにご入会いただけますと、
初回2023年1月号として、佐土原知子先生との「後編」の対談からスタートいただけます。
また、上記期間までにご入会いただけた先生には、
特別に佐土原先生の「前編」の対談もプレゼントいたします。
★佐土原知子先生との対談の「前編」についてはこちら↓
好きな音楽で伸ばしてあげれば生徒はピアノを長く続ける!
「佐土原知子先生が語る!大好きな曲でグングン伸びる
『ポピュラー音楽』のレッスンの秘訣(前編)」【ピアノ講師ラボ】2022年12月号
せっかくですので、前後編を通してお聴きいただき、
ポピュラー指導を身近に感じていただけましたら幸いです。
ぜひ、佐土原知子先生のお話で、
2023年の新しい学びをスタートしてください
ご入会後、お手元に届く教材に、ご期待ください。
★次回2023年1月号はポピュラー指導の佐土原知子先生の「後編」!対談が聴けるチャンスは12/31まで!画像をタップ
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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