来月2023年3月号の「ピアノ講師ラボ」に
ご登場はピアニストの関本昌平先生。
関本昌平先生といえば、皆さまご存じ、
第15回ショパン国際コンクールで第4位という、
素晴らしいご経歴の世界的なピアニストです。
現在は、演奏活動はもちろん、
後進の指導に力を入れていらっしゃり、
素晴らしい生徒さんをたくさん輩出されています。
なかなか聴くことのできない、
関本昌平先生のピアノレッスンの秘訣。
「ピアノ講師ラボ」の会員様は、
ぜひ楽しみにしていただけたらと思うのですが、
今回のブログでは、その関本先生のお話から、
心に残ったことを皆さまにシェアしてみます。
■単純な手拍子の中に…
関本先生が、小さい子にこれだけは教えたい、
という話題に「拍感」がありました。
1拍目、2拍目、3拍目…
拍の中には、それぞれ響きの方向があって、
それが大事な音楽の流れとなっていく。
私たちがよくレッスンで行なう、リズム打ち。
その単純な手拍子であっても、
響きの方向性を感じながら手を打つ。
こうしたことを、小さな頃からやっておくと、
音楽的な部分の基礎ができてくる、
そんなお話でしたね。
※このお話について、こちらの
YouTubeチャンネルにてご覧いただけます↓
★「これが正しいリズム打ち!
幼児から指導したい拍感と音楽的な手拍子」
■最初の音を弾く前に…
関本先生のお話のなかで驚いたことがあります。
「1音目を弾く前にすべて分かってしまう」
コンクールの審査もされている関本先生は、
舞台での動き、ピアノに手を乗せるときのアプローチ…
そういう部分で、弾く前におよそ、
どんな演奏をするか分かってしまうそうです。
その一つが「呼吸」。
一拍目の前の呼吸、アプローチがおかしいと、
拍感もおかしくなり、曲全体に影響する。
■こだわること
さらに、関本先生のお話は続きます。
「最初の一音にこだわれなければ、
他のフレーズも弾けるわけがない」
その一音を出すまでの過程、曲への理解、
演奏への準備、こだわり、思い、伝えたいこと…
そうしたものをすべて含んだ、
「最初のアプローチ」がいかに重要か。
最初にこだわれなければ、
曲すべてにこだわれるわけがない。
そんなお話でした。
■レッスンも同じ
このお話は、何事にも通じるお話だと思いました。
たとえば、ピアノ教室での最初のレッスン。
体験レッスンでもいいでしょう。
生徒との初めてのレッスンで、
指導者がどれだけ「こだわる」ことができるか。
レッスンへの思いや妥協しない部分、
これだけは伝えたいこと、理念、志…
それらが最初に伝わらなければ、
この先のレッスンにも大きく影響する。
最初のレッスンだからこそ、こだわり抜く。
体験レッスンにこだわれなければ、
10年後のレッスンにこだわれるわけがないわけです。
どの生徒さん、保護者にとっても、
最初のレッスンがすべてです。
習うか習わないかは、それが全てです。
最初に価値を見出せなければ、
次はないわけです。
■だからこそ…
私たちのレッスンは、いつも真剣勝負であり、
むしろ、生徒を迎える前から勝負は決まっている。
だからこそ、私たちピアノ指導者は、
いつも妥協せずに学び、いい準備をして、
今日、この一回のレッスンにのぞむしかない。
この積み重ねが、10年後のレッスンにつながっていくのだろう。
関本昌平先生のお話を聴いて、
そんなことを考えました。
■「ピアノ講師ラボ」YouTubeチャンネルにてご登場
さて「ピアノ講師ラボ」のYouTubeチャンネルでは、
ピアニストの関本昌平先生の対談動画をスタート!
関本先生には、2023年3月号と4月号の
「ピアノ講師ラボ」の対談音声にご登場です。
その3月号のリリースを前に、予告編として、
関本先生との動画を、3本ほどアップいたします。
昨日になりますが、1本目の動画を公開!
小さい子のレッスンで大切な、リズム打ち。
拍感を身に付けるためにとても重要です。
でも、ただ手をたたくのではなく、
動きの中に音を乗せたり、
そこに響きの方向性を与えると…
ただの手拍子が、驚くほど音楽的になる。
そんな関本先生のレッスンの秘訣です。
合間に、笑いも交えたお話も(笑)
ぜひご視聴いただけましたら幸いです。
★「これが正しいリズム打ち!
幼児から指導したい拍感と音楽的な手拍子」
関本昌平先生のレッスンの秘訣
■関本昌平先生との「前編」の対談内容
ちなみに、2023年3月号の関本昌平先生の対談の「前編」の内容をご紹介すると…
【CD1】
●世界的ピアニストの関本昌平先生のご紹介
●関本先生にとっての「音楽」とは?
●お子さまだったころの仰天エピソードの数々
●ピアノレッスンで最も大切なことは○○である
●恩師の先生から教わった「こだわる」ことの大切さ
●関本先生の子ども時代の背景にお父様の存在あり
●最初期のお子さまにこれだけは教える「拍感」
【CD2】
●本番で生徒に実践させたい「舞台のマナー」
●テクニック習得は「ピアノに向かっていない」ときが重要
●ハノンのスケール・アルペジオで磨くタッチと音色
●先生に「だめ」と言われてあきらめるようではいけない
●子どもの頃から身につけさせたい「脱力」の指導の秘訣
●肩から先も「鍵盤の一部」として感じて弾く効果
●幼児のうちから身につけたい「ソルフェージュ」について
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■関本先生の「前編」の対談からスタートできるチャンスは2/28まで!
さて、今回ご紹介の関本昌平先生との「前編」の対談。
2023年2月28日(火)までにご入会いただけますと、
初回2023年3月号として、関本昌平先生との「前編」の対談からスタートいただけます。
ぜひ、関本昌平先生のお話で、
こお春からの新しい学びをスタートしてください
ご入会後、お手元に届く教材に、ご期待ください。
★次回2023年3月号は世界的ピアニストの関本昌平先生がご登場!聴けるチャンスは2/28まで!画像をタップ
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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