おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という曲集です。
ピアノのレッスンや発表会で、
連弾の曲集は大活躍します。
二人でピアノを弾くことの楽しさは、
やった人にしか分からないものがありますね。
今回は、ピアノ連弾曲集のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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本書の「はじめての連弾をはじめる前に」から引用すると、
「このピアノ曲集はペダルを駆使すれば
1人で演奏できる中級レベルの曲を、
2人の連弾によるスタイルでペダルなしでも
演奏できるように仕上げた連弾用の作品集です」
とあります。
著者は、作曲家の佐々木邦雄先生。
このブログでもこれまでに
ご著書をご紹介してきましたね。
★参考「ポイントがひと目でわかる!ブルクミュラー25の練習曲」
★参考「ポイントがひと目でわかる!バッハ インヴェンション」
今回は、佐々木邦雄先生による、
全曲書き下ろし連弾曲集。
初級のお子さまが弾ける
連弾曲を含め、16曲が収められています。
いわゆる四期のスタイルや様々な曲想、
調性を学べるように構成されています。
連弾曲集ではありますが、巻末には、
連弾曲のソロバージョンも4曲収載。
こうしたソロ版が併せて弾けるのは、
おもしろい企画ですね。
また楽譜に、演奏動画のQRコードが
掲載されているので参考になります。
本書に収められている内容を、
「もくじ」からご紹介してみましょう。
【もくじ】
●さあ!みんな!おきて!
●BIRTHDAY WALTZ
●小川の飛び石
●ガヴォットで歩こう!
●あぜ道のある風景
●カメレオン・マーチ
●湖畔に浮かぶ小舟
●冬のセレナーデ
●森のゆりかご
●さわやかな目覚め
●理想を掲げて
●北国の冬景色
●FOREST BIRDS(野鳥の森)
●ひとりの部屋で
●たそがれのカノン
●ハッピー・トレイン
〔ソロバージョン〕
●ガヴォットで歩こう!
●森のゆりかご
●北国の冬景色
●FOREST BIRDS(野鳥の森)
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◆(2)はじめてでも素敵な響きを味わえる楽しい連弾曲集
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ピアノの先生であれば、
連弾曲集にはご興味ある方も多いでしょう。
レッスンに発表会に、おさらい会、
生徒同士や親子連弾そして先生と…
いろんなシーンや組み合わせで
楽しめるのが連弾の良さですね。
そこで本書。
タイトルに「はじめての連弾」とあるように、
初めて連弾に取り組む子に向けた作品集。
バロック、古典、ロマン派、近現代の
いわゆる四期のスタイルを学べて、
様々な曲想の連弾に触れられる。
連弾を演奏する上で大切な要素や
アンサンブル力が高まるような
作品が収載されています。
巻頭にある《この曲集の特長》から要約すると、
●全曲が見開き2ページ完結で譜めくりがない
●スコア譜なのでお互いのパートを同時に確認できる
●プリモ、セコンドがほぼ同じレベル
●ペダルを使わなくても同等の表現ができる
●繰り返しが多いが曲想表現はより充実している
とあります。
また巻頭の「もくじ」には、各曲のレベルが
掲載されており、曲選びの参考になります。
「レベルA」…小学2~3年生
「レベルC」…小学5~6年生
どれもいい曲ばかりですが、
私が特に素敵だなと感じた作品を挙げてみます。
●湖畔に浮かぶ小舟
●森のゆりかご
●FOREST BIRDS(野鳥の森)
ちなみに、音楽之友社様のサイトにて、
全曲の演奏動画が試聴できるようです。
子どもたちへの連弾曲集をお探しの先生は、
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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『 はじめての連弾曲集 ふたりでいっしょに 』 佐々木邦雄・作曲
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◆(3)編集後記
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このあいだ読んだ本に、
こんなことが書いてありました。
自分の力だけで学ぶのは、
徒歩で東京から大阪に行くようなものだ。
誰かに教わることは、新幹線で行くこと。
お金はかかるけれど、いち早く到着できる。
これは、自己投資の重要な点ですね。
私が、著名な先生のお話を、
毎月お送りしているのもその理由です。
先生方が長年かけて蓄積してきた、
知識と経験を、たった2時間で学べる。
その先生の生きざまや、同じように苦労し、
失敗してきたことに共感でき、
そして、一人として同じ先生は
いないのだと気づき、
「私はこれでいいんだ」と思える。
そういう学びへの投資は、
他にあまりないのではと思います。
私が、15年以上、こうして活動し、
モチベーションを高く保てているのも、
たくさんの先生のお話を聴いて、
学び続けているからです。
指導に悩む先生は、
ぜひ、始めてみてください。
「私はこれでいく」という軸が、
きっと定まっていくと思います。
それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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