「すべての芸術家は何よりも先にまず喜びを与える人である」私たちピアノ指導者がピアノを教えるだけで幸せになれる理由

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★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.770（2023年7月15日配信分）より

どんなピアノの先生にも、

必ず、初めての生徒がいます。

生まれて初めてピアノを教える、

人生初の生徒。

きっと、たくさんの期待と不安とで、

その子を迎えたのではないでしょうか。

もう十何年もピアノをやってきたけれど、

教えるのは、初めてなわけです。

そして、気づくわけです。

人に何かを伝え、育てることは、

何と難しいことなのだろうかと。

自分の指導法に悩み、迷い、

落ち込み、試行錯誤を続けて、

暗い洞窟の先の小さな光のような、

「これか」を見つけるまでに、

10年も20年もかかるわけです。

■すべての芸術家は…

それでも、私たちが教えることをやめないのは、

やっぱり、教えることが好きだからです。

ピアノに携わっていられることに、

大きな喜びを感じるからです。

ウォルト・ディズニーは

こんな言葉を残したそうです。

「すべての芸術家は、

何よりも先にまず喜びを与える人である。

他人を楽しませることが好きな人は、

やはり同じように

自分自身の喜びと満足を得ているのである」

私たちは、ピアノを通して、

生徒に喜びを与えることに生きがいを感じ、

生徒を楽しませることで、

結果的に、喜びをいただいている。

■魚は努力して泳いでいない

ピアノ指導は、奥が深いです。

今どきに言うと、沼です。

だからこそ、どこまでも追い求められる。

その道程に、自分の成長があり、

苦労や大変さを超える、喜びがある。

魚は頑張って泳いでいません。

魚は努力して泳いでいません。

魚にとって泳ぐことは、生きることです。

私たちも同じですね。

私たちにとって、

教えることは、生きることです。

息をするように、自然です。

誰かに喜びを与え、

そのことで、自分も与えられる。

ただそれだけで、人は生きていけます。

私たちはピアノを教えているだけで

幸せになれる。

ピアノと関わっているだけで、

生きる喜びを得られる。

それは、小さいころから

一緒に人生を共にしてきた、

音楽やピアノからの「ギフト」。

そんな「ギフト」を今度は、

私が子どもたちに手渡していく。

私たちは、ピアノを教えているようで、

幸せや喜び、感謝というものを、

手渡しているのかもしれませんね。

★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.770（2023年7月15日配信分）より

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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