★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.695(2022年1月22日配信分)より
こんなお話を聞いたことがあると思います。
目の前に、大きな壺があります。
その中に、石を一杯に入れました。
さて、壺は満杯でしょうか?
違いますよね。
石の間に、砂利が入ります。
さて、壺は満杯になったでしょうか…?
いいえ、まだですよね。
まだ砂が入ります。サラサラ…
さて、これで満杯になりましたね。
でも、まだなんです。
水が入ります。
ようやく壺は、満杯になりました。
■大きな石は…
さて、この逸話から、何を学ぶでしょう?
大切なのは、
「大きな石は、最初に入れないと、
もう二度と、入れることはできない」
ということです。
この「大きな石」とは何でしょう?
そうです。私たちにとって、
「最も大切なもの」「重要なこと」です。
人によっても違うでしょう。
おかれた状況や環境でも変わってきます。
いずれにしても、大事なのは、
「重要なこと」を先に入れること。
「最も大切なもの」から手を付けること。
■人は流されやすい
私もそうですが、人はラクなもの、
重要性の低いものから手を付けがちです。
ラクですからね。やりやすいですから。
目的なしのSNSの閲覧などが、それです。
でも、気を付けたいのは、
そういうことに時間やエネルギーを使っていると、
いざというときに、大きな石までいかない。
最も大切なものに割く時間や、
エネルギーが無くなってしまう。
何より大切な「タイミング」まで失ってしまう。
物事には、一歩踏み出すタイミングと、
資産としての時間、エネルギーが必要です。
たとえば、ピアノ指導法の勉強をしようと思った瞬間が、
まさに「旬」なわけです。
■いつもチェック、チェック…
その「旬」の一瞬を見逃さないためにも、
自分にとって「大きな石」は何かを、
いつも確認しておくことが重要です。
逆にいうと「大きな石」が何か?を
分かっていないから、旬を逃す、
ということもあるわけです。
だからこそ、
「私にとって最重要なことは何か?」
「いま、私が最もすべきことは何か?」
これをいつも意識して生きること。
いつも、チェック、チェック、です。
■やることを書くだけ
年始のこのメルマガでお伝えした、
「やることリスト」
「今年のテーマ」
なども、こういう考えに基づいています。
「ピアノ講師ラボ」のニュースレターなどで、
手帳の使い方などもお伝えしていますが、
とにかく、記録する、書く、明らかにする。
たとえば、今日やることを書く。
この地道な取り組みが、
霧のようにぼんやりした視界を、明るくしていきます。
それは「大きな石」に光を当てることです。
すると、インスピレーションが来たり、
思いがけない情報が来たりして、
自分を突き動かす「原動力」に変わっていきます。
「大きな石」がはっきりすると、
パッと動ける。まさに「旬」を逃さない。
■それはいつも小さな一歩から
何に書くかは、問題ではありません。
私は、よく印刷に失敗したコピー用紙に書きます。
今日、たった一つでいいんです。
私にとっての「大きな石」を見つけてみる。
明日また、たった一つでいいんです。
失敗したコピー用紙が、
未来を変える、大切な羅針盤になる。
人生を大きく動かすのは、
いつも、小さな一歩から、ですよね。
★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.695(2022年1月22日配信分)より
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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