★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.697(2022年2月5日配信分)より

世の中が落ち着かなくて、

いろんなことが、思うようにいきにくい。

うっすらした不安や、あきらめ、憤りなどを

感じている人も多いと思います。

でも同時に、こうして生きていることが、

奇跡なのだとも思います。

目の前に、ピアノがあること、

それだけで、私たちには奇跡なのだと。

宝くじが当たらなくても、豪邸がなくても、

私たちには、ピアノと過ごす「時間」があります。

■離れて、わかること

ピアノの先生の中には、実は、

一度ピアノから離れた人も少なくありません。

事情はいろいろです。

本気で手放した人もいるでしょう。

仕方なかったのかもしれません。

もう二度と触れられないと覚悟したかもしれません。

でもピアノに戻ってきました。

なぜなら、ピアノの前に座って、

自分のために音楽を奏でること。

「私」という音色に包まれている瞬間こそ、

「私」という人間が生きている証。

「あぁ、やっぱり私はこれが必要なんだ」

だからこそ、

今日、ピアノが弾けること、

それだけで幸せだと、涙するわけです。

今日、あの子の笑顔が見られること、

それだけで奇跡的だと思えるわけです。

■その姿から学ぶ

子育ても、学校も、部活も、習い事も、

子どもたちは、

教える人の「生き方」から学んでいると思います。

そこに向き合う「姿」から学んでいると思います。

子育ての極意は、

「親が子どもの前で、人生を楽しく生きること」

そんな話を聴いたことがあります。

モデリングという言葉があります。

子どもは目の前の人を真似して生きています。

誰よりも先に挨拶する親を見れば、

きっとそれを真似するでしょう。

新しいことに挑戦しているお父さんお母さんを見れば、

きっとそれを真似するでしょう。

■ピアノ教育とは…

ピアノ教室も同じですよね。

いつも笑顔の先生には、そういう生徒が集まり、

諦めない先生には、諦めない子が育つ。

本当に楽しそうにピアノを弾いている先生、

音楽のことを語らせたら楽しくて仕方ない先生、

ピアノを教えることが好きでしかたない先生、

子どもを笑顔にすることが生きがいという先生、

目の前にピアノがあることを奇跡と思える先生、

これが私の生きている証だと感じている先生。

音楽への愛に満ちた人の元には、

音楽が大好きな人が育つ。

「ほんっとに先生、ピアノが好きなんだなぁ…」

子どもたちに、そう思ってもらえたら、

ピアノ教育のほとんどは達成しているのかもしれませんね。

★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.697(2022年2月5日配信分)より

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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