夢をかなえるピアノの先生の法則①～思い描くと笑顔になってしまうような「ワクワクした感情」があるか？

人生を楽しんでいるピアノの先生には「ある特徴」があります。
それは、ワクワクする「夢」を持っていることです。

拙著「ピアノ講師の仕事術（音楽之友社）」では「目標達成術」として、
「レッスン力を上げる55の言葉（YMM）」では、「夢をかなえる力」として、

夢を叶え、目標を達成する方法や考え方をお伝えしてみました。

実はこの「夢を叶え、目標を達成する方法」について、
書籍では書ききれなかったことがたくさんあります。

そこで、このブログでも「夢をかなえるピアノの先生の法則」
というカテゴリー記事として書いてみたいと思います。

お暇なときに、気軽にお読み頂けましたら幸いです。

夢をかなえる法則～そこに「ワクワク感」があるかどうか

人生を楽しむために必要なのは「ワクワクすること」です。

小さい頃、次の日の遠足を考えるとワクワクして眠れなかった。

クリスマスのプレゼント、学校のお楽しみ会、表彰式、
部活の試合、花火大会、憧れのアイドルのコンサート……

どれも楽しみで仕方なかったはずです。

そうした楽しみやワクワクが多ければ多いほど、
人生そのものも楽しくなってきます。

なぜなら、ワクワクすることは喜びに直結するからです。

ただ、大人になるにつれて、ワクワクすることが少なくなる。

それは、今までの経験によってこれから先が
あらかたイメージできてしまうからです。

エンディングを知っている映画がつまらないのと同じで、
「こうなるだろう」と知っているとワクワクできないのです。

そこでおススメなのが、

「到底イメージできないけど、何だかワクワクする！」

そんな夢や目標を考えてみること。

この「到底イメージできない」というのがポイントです。

ちょっと考えればできそうなことはあまりワクワクしません。
すぐ先の未来や、結果で得られる感情が見えてしまっているから。

いつも行くスーパーでお醤油を買うことには、
きっと誰もワクワクしないでしょう（笑）

けれども、小さい子が初めて一人でおつかいに行く場合、
きっとドキドキワクワクしているはずです。

それは、これから先に何が待っているか、何が起こるかを
知らないからこそ起こる感情と言えるでしょう。

だからこそ、イメージしづらいけれど「こうなったら最高！」
という自分の姿を思い浮かべてみる。

ただ偉そうなことを言っている私ですが、
起業する前は、夢も希望も理想もない人間でした。

ただ、その日を何となく過ごしている自分に嫌気がさして、
「何とかしなければ！」と思った瞬間がありました。

そこで一念発起して、これまで誰も名乗っていなかった

「ピアノ教室コンサルタント」

という肩書で起業することを決めたことは、
初めての書籍「成功するピアノ教室（音楽之友社）」に書きました。

その起業当初（2008年）の私は、まさに「ゼロ」。

ゼロな人間だけに、考えることだけは大きく、
ありもしない夢を考えることにしました。

・書籍を出版する
・全国で講演をする
・雑誌の連載を持つ
・著名な先生と出会う
・会社を立ち上げる
・出版プロデュース事業をする

当時はすべて、到底できっこないと思っていたことです。
はっきりとしたイメージなど、まったくできませんでした。

ただ、それを考えると何だか胸とお腹の間くらいの場所が、
キューッとなるようなワクワク感がありました。

そして、夢を形に変えるべく「行動」という段階に進んだとき、
現実が少しずつ変わり、ワクワクしてさらに行動する、

といった「ワクワクのスパイラル」が起こり始めました。

おかげさまで、上記の夢はすべて実現できたのですが、
もちろんその過程には、回り道もたくさんありました。

たくさんの人のお力やご協力なくしては、
どれひとつとして実現できなかったでしょう。

達成までに、相当時間もかかったことも少なくありません。
（現に会社設立は、今年2014年のできごと）

次回以降の記事で書こうと思いますが、
心からワクワクする夢を描いたとき、人生に何が起こるか。

夢が夢ではなくなります。
いわば、実現可能だから思い描けたのです。

失敗するたびに成功に近づいている、
いわば、大変さを感じなくなるのです。

出会う人や出来事には意味があると気づく、
感謝することが当たり前になってくるのです。

「人生」という本は、
「今この瞬間」以降のページは真っ白です。

つまり、いかようにでも書けるのです。
しかも書けるのは、この世でたった一人の「私」。

要は、自分自身にそれを許せるかどうか。

ワクワクした夢を持っていれば、
人生を自然と楽しめるようになってくる。

まさに「ゼロ」だった自分を思い起こして、
あらためてそう感じます。

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