★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.702(2022年3月12日配信分)より

社会人になって、よかったと思うことがあります。

それは「学ぶことの楽しさ」を知れたことです。

学生時代は、成績だけで評価されました。

勉強をがんばれば成績が上がる。

下がると怒られるから勉強する…

つまり、成績のための勉強でした。

でも、大人になってそれがなくなり、

本当の意味で「自分のために学ぶ」

このことの大切さや、楽しさを、

ようやく味わえるようになりました。

■学べば学ぶほど…

大人の勉強のいいところは、

学べば学ぶほど、自分に返ってくることです。

たとえば、ピアノの先生でいえば、

それは生徒さんの成長や笑顔であり、

生徒が増えたことによる収入だったり、

また、保護者の方からの感謝だったり、

音楽好きな子が増えたことへの、

自分の仕事への誇りかもしれません。

いずれにしても、学ぶほどに、

喜びが増えて、人生が豊かになる。

■著名な先生ほど…

これまでたくさんの先生と出会って気づくのは、

著名な先生ほど、学びを楽しみ、

学べることを喜んでいらっしゃること。

もう勉強することなんてないのでは…

と思うほどの方ですが、

そんなことは微塵も思っていないようで、

「自分のレッスンはまだまだよくなる」

「もっと生徒を伸ばせる」

「自分にはもっと伸びしろがある」

そう信じているからこそ、

学びがまったくの義務ではなく、

心からの喜びになっている。

■その先になにがあるか?

「学び」がいいところはたくさんあります。

ひとつは「自己完結」のところです。

学ぶことは、自分自身を認めることです。

誰も私を認めてくれなくても、

学び続けている「私」だけは「私」を認めてくれる。

完全な自己完結です。

自分が成長して、生徒が伸びれば、それでいいのです。

それから「魅力」につながることです。

話したこともなく、ちょっと会っただけで、

「この先生、何だか魅力があるな…」

と思う人がいますよね。

それは、内側からあふれるものです。

おそらく、学び続けていることの自信や余裕。

それらが魅力になって人の目に映るのだと思います。

誰もが、一夜漬けで必死な学生の姿に、

余裕とか自信、魅力は感じないですよね。

日々、人がやらないことを地道にやるからこそ、

その人の醸し出すものが変わってくるわけです。

誰も見ていないところで何をしているか。

これが指導者としての魅力として表れる。

■私なら私の教室に通うか

「もし自分がピアノを習うなら、

自分の教室に通うだろうか?」

これは、指導者として、教室運営者として、

持っていたいマインドだと思います。

そして、この問いにイエスと答えられるのは、

謙虚に学び続けている人だと思います。

そして、本当に自分のレッスンに誇りを持ち、

自分の教室を愛している先生だと思います。

最後に、ヘンリー・フォードの言葉を。

「20歳であろうが80歳であろうが、

学ぶことをやめた者は老人である。

学び続ける者はいつまでも若い」

★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.702(2022年3月12日配信分)より

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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シャルヴェンカ「ノクターン(Nocturne)Op.38-2」《「戸外にて」5つの音の絵(Im Freien,5 Tonbilder)》より

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