★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.709(2022年4月30日配信分)より
以下は、有名なお話なので、
聞いたことのある先生も多いと思います。
それはこんな、短いお話です。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
大きな町の入り口で、おじいさんが座っていました。
そこへ、一人の旅人が通りかかり、おじいさんに聞きました。
「この町は、どんな町なんだい?」
おじいさんは、旅人に聞き返しました。
「あなたがいた町はどんな町でしたか?」
「前の町は、嫌な人ばかりでろくな町じゃなかったよ」
おじいさんは言いました。
「そうですか、この町は、あなたがいた町と同じですよ」
また別の日に、違う旅人がきました。
「この町はどんな町でしょうか?」
おじいさんは聞き返しました。
「あなたがいた町はどんな町でしたか?」
「人々は親切で、すばらしい町でした」
おじいさんは言いました。
「そうですか、この町は、あなたがいた町と同じですよ」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
■すべては自分の心
この短いお話から、何を感じたでしょう。
私が思うのは、2つのことです。
1つは「すべては自分の心が決める」ということ。
嫌な町だ、嫌な人、嫌なことばかりだ…
と思っていると、本当にそういう出来事に出会い、
周りはそういう状況になっていく。
どんな町だろうと「嫌だ」という思いが強ければ、
いくらいい町だろうと、
そういう思いに塗りつぶされてしまう。
これは、もちろん逆もしかり、ですね。
素敵なことを思ったり、人に親切にすれば、
そういう人や出来事に出会い、
自分の周りは、いいことで溢れる町になる。
結局、思いが自分を作り、周りに影響を与え、
すべて自分に返ってくるということですよね。
■いつもすぐそばに
もう1つは「幸せは自分の内側にある」ということ。
私は、若い頃、いろんなことに不満があって、
いつもイライラしていたように思います。
うまくいかないのは、社会のせい、
他の誰かのせい、世の中のせい…
自分以外のものに責任を押し付けて、
自分は悪くないと思っていました。
いま幸せではないのは、あれが無いから、これが無いから。
いつも何かが足りない。それがあれば、幸せなのに。
そして、いつも不満ばかりでした。
でも、それは大きな間違いだと気づきました。
不足を嘆くことは、不満しか生まない。
そうではなく、今あることの有り難さに気づくこと。
幸せは、いつもすぐそばにあって、
それに気づくだけで良かったのだと。
今、生きていること、ごはんが食べられること、
ピアノがあること、ピアノが弾けること、
たった一人でも生徒がいること、
誰かと音楽を奏でられること…
そういう当たり前のことにこそ、
人生をかけて探し出す宝物以上の幸せが、
そして、感謝すべき、大切な瞬間がある。
すべては自分の内側、すぐそばにあったんですね。
■思いが私をつくる
私たち個人ピアノ教室の先生にとって、
「自分=ピアノ教室」です。
どんな教室にしたいか、
どんな価値を提供したいか。
どんな生徒でいっぱいにしたいか、
どんな夢をかなえる場所にしたいか…
それは、すべて「私」の心が決めるものです。
自分がそう決めれば、そうなっていきます。
生徒や教室は、私自身(先生)を映し出します。
感謝の気持ちでいっぱいの先生には、
そういう生徒さんが集まります。
音楽が大好きな先生には、
そういう生徒さんが集まります。
笑顔でいっぱいのピアノ教室にしたければ、
幸せはいつもすぐそばにある、と
気づくだけでいいんですね。
★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.703(2022年3月19日配信分)より
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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★YouTubeでピアノも弾いています(現在31曲目)
ブルクミュラー「ゴンドラ漕ぎの歌」
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