2025年1月号の「ピアノ講師ラボ」は、
作曲家の池田奈生子先生がご登場。
今回の対談では、作曲家ならではのレッスン、
ソルフェージュの工夫、アレンジの秘訣、
小さい子に作曲を教える秘策など、
幅広い話題でお話いただきました。
さて今回のブログでは、その池田先生のお話から、
心に残ったことを皆さまにシェアしてみます。
■ピアノを習わせる親が…
我が子に、ピアノを習わせる。
そこには、親としての思いや願いがあり、
私たちピアノ指導者は、その思いを受けて、
日々、子どもたちにピアノを教えています。
私たちピアノ指導者自身にも、
それぞれ「ピアノを教える理由」や
「この仕事をしている理由」があり、
その「理念」がレッスンの太い柱、
ぶれない軸として、指導を支えています。
■それぞれの先生の理念
私は著名な先生とお話をする機会を
いただいているのですが、
どの先生にもお聞きすることがあります。
「ピアノ教育で最も大切なことは何でしょう?」
いわば、その先生が大切にする「理念」の部分。
それぞれ、先生によってお答えが違うのが、
とても興味深いところです。
同じ質問を、作曲家の池田奈生子先生にしました。
「ピアノ教育で最も大切なことは…?」
池田先生のお話がとても深かったので、
皆さんにもシェアしてみたいと思います。
■それはこんなお話…
池田先生のお話は、こんな感じでした。
「私は、誰でも自分の『表現手段』を
持っていたほうがいいと思うんです。
せっかく音楽を選んでくれたんだったら、
その『音楽』を自分の表現手段として、
一生自分のそばに置いていてほしい。
子どもって、心の成長とともに、
さまざまな思いが生じてきて、
それを言葉にできない子もいる。
そういうものを音楽で表現できる子に育てる。
それが音楽教育で大事なことだと思います」
最後に、池田先生はこうお話されました。
「そしてもし、大人になって、
弾くことから遠ざかったとしても、
頑張っている人達を応援できる、
『良い聴衆』になってほしいなって思うんです」
■育てるべきは…
池田先生のお話をお聞きして、ハッとしました。
ピアノのレッスンでは、
とかく弾くことにフォーカスしがちですが、
もっと大切なのは、音楽をする「心」を養うこと。
それは、誰かを支え、
励まし、応援する「心」でもある。
音楽は、聴いてくれる人がいて、
心が通じたときに喜びが生まれる。
心から耳を傾け、応援してくれる人。
いわばそんな『良い聴衆』がいて、
音楽的なコミュニケーションが生まれる。
■教えるべきこと
だからこそ、私たちピアノ指導者は、
ピアノを弾けるようにすることはもちろん、
子どもたちを『よい聴衆』に育てることを、
大切にしていく必要がある。
池田先生は、そうおっしゃったのだと思います。
それがきっと、子どもの成長と共に、
「誰かを応援すること」
「誰かの力になってあげること」
「誰かのために何かをすること」
の尊さを分かる人になっていく。
私たちは一人では生きていけません。
周りの人と共存しながら、
助け合いながら生きていくのが人間。
だからこそ、ピアノや音楽を通して、
そのことの大切さを子どもたちに伝えていく。
池田奈生子先生のお話を通して、
ピアノを教えていく上で、忘れてはならない
大事なことを思い出させていただきました。
■池田奈生子先生との対談内容
ちなみに、2025年1月号の池田奈生子先生の対談内容をご紹介すると…
【CD1】
1-1作曲家の池田奈生子先生のご紹介
1-2はじめて習ったのがピアノではなかった
1-3ピアノを習うのは「自分の表現手段」を得るため
1-4初めてピアノを習う子どもに何を教えるべきか?
1-5作曲家はどうやって読譜や音符指導をするのか?
1-6ご著書「FUN!FUN!ピアノステージ」のここがいい!
1-7作曲家目線での「ソルフェージュレッスン」
1-8初見やアナリーゼの指導をするときの工夫は?
1-9イメージ作りや子どもの感性の育て方について
【CD2】
2-1オシャレな伴奏やアレンジができるようになる秘訣は?
2-2生徒がよく持ってくる「ポップス」の指導について
2-3全調メソッド「DUET’S in Color」の活用法
2-4こうすれば誰でも子どもに作曲を教えられる!
2-5忙しい子どもたちに効果的に練習をさせる工夫は?
2-6発表会での選曲のポイントやおすすめの曲集は?
2-7本番で実力を発揮できる状態を作るためには?
2-8これからのピアノ指導者が求められることは?
2-9池田先生がこれから目指していらっしゃるものは?
2-10池田奈生子先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■池田奈生子先生の対談からスタートできるチャンスは12/31まで!
さて、今回ご紹介の池田奈生子先生との対談。
2024年12月31日(火)までにご入会いただけますと、
初回2025年1月号として、池田奈生子先生との対談からスタートいただけます。
ぜひ池田奈生子先生のお話で、
新しい学びをスタートしてください
ご入会後、お手元に届く教材に、ご期待ください。
■有料会員様限定動画も!
ちなみにご入会いただいた有料会員様には、
池田奈生子先生との「正会員様限定動画」も
特別に視聴いただけます。
「ピアノ講師ラボ」では毎月、
素晴らしい先生との対談の
補足動画を「限定」で公開しています。
今回の池田奈生子先生の動画も、
音声とリンクしたお話ですので、
より学びを深めていただけるはずです。
12月26日に公開を予定しておりますので、
現会員様、新規会員様はぜひご覧ください!
★次回2025年1月号は池田奈生子先生との対談!聴けるチャンスは12/31まで!画像をタップ
池田先生との対談のサンプル音声もこちらから↑
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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