おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今回ご紹介する教材は、
という曲集です。
このブログをお読みの先生であれば、
いろんなピアノ曲にご興味がおありでしょう。
今回は、アメリカの人気作曲家による
ピアノ曲集のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の安田裕子先生の「はじめに」から引用すると、
「『季節のラプソディー』は、アメリカの
Willis Music社から出版されている
メロディー・ボバーの作品を、“季節”や
“自然”をテーマにまとめた曲集です」
とあります。
作曲のメロディー・ボバーは、
アメリカで人気の作曲家。
今回ご紹介の「季節のラプソディー」は、
「季節」や「自然」をテーマにした作品。
叙情的で聴きやすいサウンドや、
心が躍るようなリズム、
ダイナミックな音選びなど、
メロディー・ボバーの魅力が詰まった
ピアノ曲集となっています。
本書に収められている作品を、
「Contents」からご紹介してみましょう。
「Contents」
●春の雨(Spring Rain)
●星の光、星の輝き(Starlight,Starbright)
●はやぶさの飛行(The Falcon’s Flight)
●サマー・フィエスタ(Summer Fiesta)
●追い風(Fair Winds)
●秋の反映(Reflections of Autumn)
●星空の下で(Beneath the Stars)
●雪降るワンダーランド(Snowy Wonderland)
●ラプソディー(Rhapsody)
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◆(2)弾きやすくて演奏効果も高い発表会向けのピアノ曲集
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発表会の選曲で候補に挙がるのは、
曲の内容はもちろんのこと、
その作品を通して学べる要素、
演奏効果の高さ、弾きやすさ、
そして、聴き映えなど多岐にわたります。
だからこそ、私たちピアノ指導者は、
たくさんのピアノ曲にあたって、
素晴らしい作品をリサーチしつつ、
日々、教材研究を怠らないわけです。
そこで本書。
アメリカの作曲家、メロディー・ボバー
による初中級レベルのピアノ曲集。
巻末のプロフィールによると、
メロディー・ボバーは女性で、
作曲活動に加え、ピアノ指導、教会での
ピアノ演奏や伴奏、講座など、
多方面で活躍の作曲家とのこと。
今回の「季節のラプソディー」は、
印象的なメロディーはもちろん、
さまざまなリズムやアーティキュレーション、
鍵盤を広く使った表現法など、
演奏効果を上げる工夫はもちろん、
ピアノ学習者にも役立つ作品の数々。
タイトルや曲想もイメージしやすく、
何より作曲者自身が演奏家だけに、
弾きやすさは特筆すべき点でしょう。
目新しい作曲家のピアノ曲集をお探しの先生や、
発表会に良さそうな作品を求めている方には、
おすすめできる一冊ではないでしょうか。
ご興味がおありでしたら、
お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 メロディー・ボバー 季節のラプソディー 』メロディー・ボバー・作曲
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◆(3)編集後記
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短い作品だけれど、心に残るような素敵な曲…
そんな小さなピアノ曲を弾いてみています。
今回は、マルシアル・デル・アダリッドの、
楽譜は音楽之友社さまからの、
本書の巻頭にある、川口成彦先生の
「作曲家と各曲について」によると、
マルシアル・デル・アダリッド(1826-1881)は、
コルーニャで生まれ、モシェレスにピアノを師事。
歌曲の創作において注目すべき作曲家とあります。
この「愛の悲しみ(Chagrin d’amour)」は、
全4集24曲からなる、ピアノ曲「無言歌集」の
第1巻からの作品。
私の勉強不足で、今回の
マルシアル・デル・アダリッドという
作曲家を初めて知りましたが、
温かいメロディーや和声のうつろいなど、
心奪われる作品だと感じました。
曲想とはまた違った「愛の悲しみ」というタイトルも
心に置きつつ、大切に弾いてみました。
スペインの作曲家のピアノ作品も素敵ですので、
「スペイン ピアノ小品集」を一度眺めてみてください。
★気づけば、あっという間に56曲目
マルシアル・デル・アダリッド
「愛の悲しみ(Chagrin d’amour)」
来月4月号の「ピアノ講師ラボ」にご登場は、
ピアニストの西本夏生(にしもと なつき)先生です。
西本夏生先生は、演奏活動はもちろん、
ピアノ指導、全国でのご講演、コンクール審査
ご執筆など幅広くご活躍です。
今回のラボ対談では、その西本夏生先生に、
「レッスンが大好きな子に育てるピアノ指導の秘訣」
として、幅広い話題をいただきました。
早稲田大学の心理学系の学部で学ばれた西本先生。
(その後、東京藝大の大学院へ)
子どもたちの心を捉える方法、
楽しく練習させる秘訣などは、なるほどでした。
さてYouTubeチャンネルでは、
その西本夏生先生との2つ目の動画を公開!
今回は皆さんご興味のある「暗譜」について。
もしよろしければ、ぜひご覧ください。
★ピアノ講師ラボ動画対談vol.203
「ピアニストの西本夏生先生が語る!
こうすれば暗譜できる!」
それでは今日もお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
★次回2025年4月号は西本夏生先生との対談!聴けるチャンスは3/31まで!画像をタップ
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