★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.813(2024年6月1日配信分)より
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考えてみると、ピアノを教えることは、
とても厳しいことだと感じます。
たとえば、体験レッスン。
たった一度のレッスンで、
私たちの真価が問われるわけです。
その子にとっては、その30分がすべてです。
保護者にとっては、
教室を選ぶ最初の基準になります。
嬉しいことに、入会したとしましょう。
1回目のレッスン。
体験よりも、もっと楽しいことを求められます。
2回目、3回目…
教室に来るたびに、前の週よりも、
もっと楽しいことを求められます。
もちろん、子どもたちは言葉にはしません。
でも、教室に来るたびに、毎週、
期待しています。求めています。
いわば、その見えない、無言の、
厳しい要求に応え続けていくのが、
ピアノレッスンと言えるわけです。
■毎回が勝負
だからこそ、日々の、毎日の、
一回一回のレッスンが全てです。
レッスンの達人と言われる指導者は、
どの先生も毎回が勝負だと言います。
レッスンを続けるかどうかの判断は、
いつも「生徒の手」に握られています。
生徒はとてもよく見ています。
そして、敏感に感じています。
私たち指導者がレッスンに、
どう向き合っているか。
どれだけの思いを込めているか。
子どもに教えることこそ、
常に厳しいのは、そういう理由です。
■レッスンの本質
レッスンも金銭の授受があります。
なので、私たちはビジネスをしている、
とも言えます。
でも、ただ単に物やサービスと
お金を交換するだけではなく、
心や思い、生きる上で大切なこと、
愛情や感謝を添えることができるのが、
ピアノ指導の本質だと思います。
たとえば、幼児だった子が
大学生になるまでの長い年月をかけて、
思いを届けられる仕事が他にあるでしょうか。
■心に残るものを
もちろんその過程には、私たちも生徒も、
楽しさや喜びもあれば、厳しさや苦しさ、
悩むこともあるでしょう。
でもその中で、人生で大切なことを、
ピアノという楽器、レッスンを通して、
花束のように渡していくのが、私たちの仕事です。
その花束は、子どもたちが成長した未来で、
もっと大きな花束になって「誰か」の元に届くでしょう。
「この曲は、○○先生が教えてくれた」
「あの言葉があって、今の私がある」
大人になって、思い出してくれるような、
心に沁み込んでいくような言葉を、
彼らにプレゼントしていくのがレッスンです。
ずっと、誰かの心に残るものを
渡していけるのがレッスンの尊さです。
私たちが、いつも志を高く、
人として高貴であり続けるべきなのは、
誇りを持ってレッスンすべきなのは、
私たちだけしか渡せない「何か」が、
あるからなんですね。
★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.813(2024年6月1日配信分)より
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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