空20140916

「夢を持ちましょう」
「目標を持ってがんばりましょう」

子どもの頃から、私たちはこのように言われて育ってきました。

確かに夢を持つことはワクワクしますし、
目標があればそれに向かって努力できます。

ただ大人になるにつれて、忙しい毎日に追われ、
ある程度現実が見えてくると、なかなかそうもいきません。

そんなとき、私は深く考えたことがありました。

「夢や目標を持つべき本当の理由は何だろうか?」

その中で、たどり着いた答えが「2つ」ありました。

「夢や目標は、どんな人間になりたいかを知るためにある」
「夢や目標は、今の自分を変えるためにある」

夢や目標とは、言い換えれば「未来の理想の自分」。

自分はこうありたい、こんな場所にいたい、
あんな人と一緒にいる自分になりたい…
社会にこんな貢献ができる人間になりたい……

そんな未来への自己イメージが、夢や目標とも言えます。

ここまでお読みいただいて、すでにお分かりでしょう。

夢や目標を考えてみることは、つまり

「自分の在り方」

を見つめるための、手っ取り早い方法なのです。

■未来の自分にあって今の自分にないもの

さらに、自己イメージと現在の今の自分とを比較したとき、
そこにある「ギャップ」に気づくことができます。

ギャップとは、未来の自分にあって今の自分にないもの。

ギャップに気づくことができると、それを埋めるために、

「今できることは何か?」

という思考が生まれます。

そして実際にできることから手をつける。

本当にちょっとしたことでもいいのです。
思ったようにできなくてもいいのです。

なぜなら、何もしなかった5分前とは
確実に違う自分がそこにいるから。

それができたら明日は何ができるか?
それができたらその次の日は?
さらにその次の日は……?

「今できること」に手を付けることが、
「明日できること」を見出す方法なのです。

夢や目標をかかげた瞬間は、

「今の自分を変える準備ができた瞬間」

とも言えます。

夢をどんどんかなえる人というのは、
そんな自分を純粋に喜べる人。

きれいな蝶を見つけて喜んだ小さい頃のように、
小川のせせらぎに手をつけて喜んだあの頃のように。

今できること、明日できることを見つけた、
そのことに、ただ純粋に喜べること。

それが未来の自分に一歩近づいた「サイン」なのです。

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