★「ピアノ講師ラボ」12月号にいよいよ宇治田かおる先生がご登場!
昨日、第18回リーラムジカセミナーのお知らせをいたしました。
おかげさまで、告知後一日で満席となりました。
今回のスペシャルゲスト講師は、
の著者である宇治田かおる先生。
2011年にご出版された書籍ですが、多くのピアノ愛好家や
ピアノ指導者に読まれ、今も増刷を重ねています。
「ピアノはラクに弾いていい」
「ラクに弾くための身体の使い方」
本書のテーマであるこれらの考え方はや方法論は、
多くの人の演奏概念を大きく変えています。
この本では、
「上手くなるということは、『ラクに弾けるようになること』」
として、そのための考え方や方法について、
事例も交えて詳しく解説しています。
多くの場合、弾けないパッセージでは、力の入れ過ぎなど、
「身体の使い方」に問題があります。
私も経験がありますが、腕の使い方や、力の抜き方など、
ちょっと「意識」を変えるだけでパッとできるようになる。
この書籍には「弾き心地に意識を向ける」とありました。
私自身、これまでこの感覚はあまりありませんでした。
ただ、これを意識するだけで、今の身体の状態や、
さらに精神状態までチェックすることができる。
これは新しい発見でした。
また、生徒に指導する上で難しいのが、
「力を抜くこと」
生徒にどう伝えれば理解できるのか…
言葉を重ねるたびに生徒の「?」は増えていきます。
ここでヒントになったのは、本書で伝えているように、
コップや三輪車などの「身近なもの」の例えを提示すること。
生徒はイメージできて、さらにそれを実感できて、
はじめて力は抜けるものだと再確認しました。
特になるほどと思ったフレーズがあったので、
いくつか挙げてみましょう。
○慣れてない動きを見つけたら、レベルアップのチャンス
○脱力とは、何かをしている感じがない状態
○支え、とは柔軟性と動きのエネルギーによってできるもの
○ゆっくり弾ける=コントロールできる指
また印象に残っているのは、第7話の「ピアノとの良い関係」の部分。
「自分がされて嫌なことはピアノにもしない」
ピアノとの向き合い方を人間関係と結び付けているところは、
対人関係にも通じるものがある、と感じました。
ピアノとの接し方で、音色も変われば、
それを聴いた人が感じる印象も変わる。
本当に不思議な楽器、それがピアノですね。
ピアノを学んでいる方も、そしてピアノの先生も、
一度読んでみると「弾き心地」が変わるかもしれません。
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宇治田先生との対談が聴けるチャンスは「11月30日まで」↓
★「宇治田かおる先生が語る!ピアノがラクに弾ける秘訣とレッスンのコツ」
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