毎年実施して5回目となった、
「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」
お伝えしておりますように、過去最高の「714名」の
回答数をいただき終了いたしました。
皆様の教室運営にお役立て頂きたく、弊社メルマガ「成功するピアノ教室」
にてアンケートの結果をシェアしております。
前回では「発表会の参加費の相場」などについて
お伝えしました。
今回は、ピアノの先生の「発表会の工夫」についてです。
■ピアノの先生による「発表会の工夫」は?
問8「発表会の特徴、独自の工夫、ここが好評だと
いうことがあればぜひ教えてください」
という問いを用意してみました。
ピアノ教室の一大イベントといえば発表会。
ただ、他の先生の発表会を見る機会は
それほど多くありません。
けれども、自分の知らない世界にこそ学びがあります。
今号からは、全国の先生は発表会開催において、
どのような工夫をしているか、見ていきます。
■発表会の工夫には「11の型」があった!
膨大なご意見をまとめていくと、「先生方の工夫」が
「11の型」に落ち着くことが分かりました。
まずはそれをご紹介しましょう。
【1】アンサンブル型
【2】生徒スター化型
【3】プログラムこだわり型
【4】社会勉強型
【5】プロジェクタ使用型
【6】全体発表型
【7】記念品こだわり型
【8】企画型
【9】テーマ型
【10】会場こだわり型
【11】コンサート形式型
今号からはそれぞれを詳しく見ていくことにします。
早速「【1】アンサンブル型」についてです。
■先生方による「アンサンブル」の工夫とは?
発表会の工夫で一番多かったのは、やはり、
「ソロの他にアンサンブルを取り入れている」
というご意見でした。
連弾や他の楽器とのアンサンブルを楽しむ
コーナーを作っていらっしゃいます。
連弾は先生と生徒、生徒同士で気軽にできるため、
どの先生も企画しているようです。
そうしたアンサンブルのご意見のなかで、
ご紹介したいものをいくつか挙げてみます。
●「ファミリー連弾」や「生徒全員での連弾」
多くの先生が取り入れているのが、
「親子」での連弾です。
お母さんとの連弾はよく目にしますが、
人気なのが「お父さんとの連弾」。
「お父さんが参加してくださるご家庭は注目の的。
これにより他のご家庭もお父さんのご参加が増えています」
というご意見もいただいています。
個人的には、祖父母との連弾もこれからの
発表会で増えていくのではと思ったりします。
あとは「6手連弾」など視覚的に楽しめる連弾も
取り入れている先生も多いようですね。
それから、伊藤康英先生の「ぐるぐる連弾」
だと思いますが、
・出演者全員での連弾
・立ったままでの連弾
がお客さんにとっては楽しい企画として
目に映るようです。
ちなみに最近、私の教本メルマガやブログでも、
伊藤先生の最新刊をご紹介いたしました。
ピアノ関連では、他には、
・2台ピアノ
・メドレーリレー
・ピアノと他楽器とのアンサンブル
といったことが挙げられました。
●その他のアンサンブルは?
多かったのは「ボディーパーカッション」ですね。
手拍子など体を楽器にするので、楽器がなくても
みんなで楽しめるところが魅力なのでしょう。
以前、教本メルマガでこんな教材を
取り上げたこともありましたね。
★参考「ザ・ボディパーカッション ケチャ風お茶づけ」山田俊之・著
他に、
・ボイスパーカッション
・バケツパーカッション
・キーボードアンサンブル
・カスタネットアンサンブル
・リコーダーアンサンブル
・ハンドベル合奏
・物語朗読と合奏
・ラテン楽器の合奏
などが挙げられました。
コーナーにテーマを設けて、それに合わせた仮装を
すると出演者もお客様にも好評のようです。
●「プロの演奏家とのアンサンブル体験」
また多かったのが、生徒さんにプロの演奏家との
アンサンブル体験をさせること。
主に、講師演奏やゲスト演奏で登場する先生との
アンサンブルコーナーのようです。
たとえば、
・ヴァイオリン
・チェロ
・ベース
・ドラム
・パーカッション
といった感じです。ご意見のなかには、
「初めてチェロとのアンサンブルを体験してもらいました。
生徒の目はキラキラと輝いていました」
という先生もいらっしゃいました。なかには、
「5年ごとにコンチェルトを体験させる」
といった先生もいらっしゃいました。
おそらく室内楽形式か小規模なオケでしょう。
私も思いますが、こうした「合わせる」体験は、
体で音楽を感じる「深い経験」として残ります。
小さいうちから、こうした体験をしておくと、
より音楽への興味や楽しさを味わえます。
●最後にもう一つの工夫…
こうしたアンサンブルを実施するときは、
「会場を巻き込む」とより楽しめるようです。
詳しく回答された先生がいないので分かりませんが、
お客様にも、手拍子や歌で参加させるのでしょう。
会場を巻き込んだ「参加型」のコーナーを設けると
一体感が出て満足度が上がるようです。
■次号は【2】生徒スター化型について…
ちょっと長くなってきましたのでここまでに。
次号も続きを詳しくお伝えしますね。
こちらもどうぞお楽しみに!
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