福沢さん

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、毎年実施して5回目となった、

「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」

お伝えしておりますように、過去最高の「714名」の
回答数をいただき終了いたしました。

皆様の教室運営にお役立て頂きたく、弊社メルマガ「成功するピアノ教室」
にてアンケートの結果をシェアしております。

■前号から「お金」について

前号のメルマガからピアノ教室の「お金」について
様々な視点で考えてみています。

前号では、ピアノの先生の確定申告の状況について
詳しくお伝えしましたね。

★ブログでもご紹介しました

■ピアノの先生のお金の悩みは…？

さて、実施したアンケートでは、

問17「月謝、税金、必要経費など『お金』に関する
お悩みがあれば教えてください」

という質問を用意してみました。

様々なお悩みをお寄せいただきましたが、
回答が多い順にお伝えしてみましょう。

★【1位】月謝の値上げやタイミング

やはりこれが圧倒的に多かったですね。

「値上げをしたいがなかなかできない…」
「どのタイミングで上げればいいか…」
「値上げすると生徒が辞めるのでは…」

といった感じで、値上げに踏み切れない先生も
少なくないようです。

また、どのように言えば保護者が納得するか、
月謝値上げの「伝え方」で悩む先生も。

さらに、値上げはいくらまでなら許容範囲か、
など「値上げの相場」で悩む方もいます。

近隣に月謝が安い教室が多いため、
値上げしにくいという先生も多いですね。

月謝の値上げのポイントについては、アンケートでも
お寄せ頂いているので次号以降のメルマガでお伝えします。

★【2位】税金や確定申告がわからない

これもかなり多かったですね。

確定申告をすべき、あるいはしたいと思って
いるけれど何から手をつけていいか分からない。

生徒が急に増えたので、申告の必要が出てきたが、
どのようにすればいいか知りたい。

申告しているが、これでいいのだろうか？と
毎年不安になりながらやっている。

そんな先生も多いですね。

★【3位】赤字である、収入が少ない

これは切実な悩みかもしれません。

特に、生徒が少人数の教室に多くみられる
傾向だといえるでしょう。

ただ、生徒が少ないというだけでなく、
さまざまな要因が見え隠れしています。

たとえば、月謝を安く設定している、
経費がかかりすぎている、といった感じです。

また、発表会やクリスマス会も毎回赤字、
という先生も少なくないですね。

収入と支出のバランスを取ることが急務、
といった先生が多いということでしょう。

★【4位】経費がよくわからない

先ほどと関連して、経費に関してのお悩みも
少なくないようです。

何をどこまで経費にしていいのか分からない。
冷暖房費や光熱費をどう計上していいかわからない。
仕分けの仕方が良くわからない。

といったお悩みも多いですね。また、

○お金の管理、記帳がめんどくさい
○税理士への支払いが多い
○よい会計ソフトを知りたい

といったこともありました。さらに、

「自分のレッスン代の領収証がもらえない」

といったお悩みまでありましたね。

経費に関しては、いろいろな考え方が
あるかと思いますが、

「教室運営にかかるものであれば全て経費」

と考えていいのではと思っています。

要は、税務署の人に聞かれたときに、

「これはこういう経費です」

ときちんと説明できること、納得して
もらえることが重要、ということです。

また、経費になるか分からなくても、
とりあえず領収証をもらっておくこと。

こういったことも大切になるでしょう。

★その他はキーワードだけご紹介！

以下は、キーワードだけご紹介します。

【5位】月謝の滞納や未払い

【6位】扶養の範囲のため生徒を増やせない

【7位】自己研鑽にお金がかかりすぎる

アンケートの回答を見て、ピアノの先生の
お金の悩みは、かなり深いものがあると感じました。

ピアノの先生は、家庭環境も違えば、経歴や境遇、
地域性やお金のマインド、考え方など…

誰一人、どれ一つとして同じではないわけですから、
全てを一刀両断する普遍的な解決策はないでしょう。

また、難しい問題だけに「業界全体」として、
考えていく必要があるのかもしれません。

■次号のメルマガも「お金」について！

いろいろとお伝えしてきましたが、
長くなりますのでここまでに…

次号のメルマガでは「月謝の値上げ」に
ついて考えてみたいと思います。

どうぞお楽しみに！

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