株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、毎年実施して5回目となった、

「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」

お伝えしておりますように、過去最高の「714名」
回答数をいただき終了いたしました。

皆様の教室運営にお役立て頂きたく、弊社メルマガ「成功するピアノ教室」
にてアンケートの結果をシェアしております。

■最近では「お金」について

最近のメルマガ では、ピアノ教室の「お金」について
様々な視点で考えてみています。

前号では、ピアノの先生の「お金の悩み」
について詳しくお伝えしましたね。

★ブログでもご紹介しました↓
あなたも当てはまる?ピアノの先生が抱える「お金の悩み」1位から7位まで

■まずは「月謝の値上げのタイミング」

さて、実施したアンケートでは、

問18「月謝の値上げの際のポイントや、
滞納を防ぐ方法などがあれば教えてください」

という質問を用意してみました。

様々なご回答をお寄せいただき、
とても参考になるものばかりでした。

まずは、月謝の値上げに入る前に、先生方は
どのタイミングで値上げを実施されているか?

この点を見てみたいと思います。

●教本・グレードの進級時

やはり一番多いのがこのタイミングですね。

【教本が進む→生徒のレベルが上がった】
【グレードの進級→生徒のレベルが上がった】

という図式が分かりやすいというのが、
月謝の値上げのタイミングとして最適、

あるいは保護者等に納得していただきやすい、
ということなのでしょう。ただ、

「教本が進んでも実際は弾けていない」

という生徒に関しては、

「上達していないのに月謝が上がる→不満」

といった感じで、保護者の方が感じて
しまうケースも見られるでしょう。

この点は、先生の指導力にかかる部分も多く、
また、個別の対応も必要なケースと言えるでしょう。

●学年が上がるタイミング

もう一つ分かりやすいのが「学年」です。

たとえば「幼稚園生」「小学生」「中学生」
といった感じで、学年で月謝を上げていく。

教材の進度ではなく、いわば年齢で切っていく、
そんな月謝設定といえます。

生徒のレベルの判定は曖昧で難しく、
何となく月謝を上げづらくてそのまま…

という先生も多いなか、この方式であれば、
年齢が上がればいわば強制的に月謝が上がる

指導者側が上げやすい、というメリットはあるでしょう。

ただ当然、生徒の上達度にマッチしていないと
保護者の納得も得られにくいのは現実。

また、レベルがそれほどでもない小学生も、
ものすごく上手でハイレベルな小学生も同じ月謝。

こうなってしまうことは、先生側が納得して
いないと腑に落ちない部分が出てきそうです。

●一律にして月謝は一切上げない

それほど多くありませんでしたが、
月謝を一律にして値上げはしない

そういう先生もいらっしゃいます。

値上げの際のストレスがないこと、
生徒側が分かりやすく、安心すること。

定額制のメリットはこの辺りでしょう。

ただ、これも前述のケースと同じく、
レベルの差は先生自身で納得が必要でしょう。

■ピアノ教室の月謝を上げるポイントは…?

さて、ここからは月謝の値上げの際の
ポイント
について考えてみます。

様々なご回答があったのですが、
一番回答数が多かったのが…

【規約に明記・入会時の説明】

でした。

当然ですが、何事も初めが肝心。
ここでの説明できちんと納得して頂くこと。

値上げのタイミングや、値上げの理由、
増額はいくらか、事前の告知はいつなのか…

など「入会時に」細かくご説明して、
「規約」や「料金表」に明記して渡すこと

■大切なのは「入会時」に納得頂くこと

ポイントは、書面で渡すことと細かい説明、
そして何より入会時に納得頂くことでしょう。

なかには、規約に同意した保護者(大人の生徒)に
サインをいただいている先生もいらっしゃいます。

値上げがあることを事前に了承いただく
やはりこれは何より重要ということでしょう。

トラブルを防ぐことにもつながります。

教室規約の作成は必須、ということは
いうまでもありませんね。

また、入会時だけでなく毎年の年度始まりの時期に、
「月謝の規定」という用紙を配布している先生も

お金のことはナイーブなだけに、なるべく
こまめに情報を伝えておくこと。

この辺りもポイントといえるでしょう。

■次号のメルマガも「お金」について!

いろいろとお伝えしてきましたが、
長くなりますのでここまでに…

次号のメルマガでは「月謝の滞納を防ぐポイント」に
ついて考えてみたいと思います。

どうぞお楽しみに!

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