私はこれまで2000人を超えるピアノの先生との
出会いをいただいてきました。
どの先生も素晴らしい方ばかりですが、
特に感銘を受けた出会いが数多くあります。
そして、そこから学んだことは数知れません。
自分への戒めと、少なからずの憧れを込めて、
このシリーズでは「気づき」を記していきます。
・・・
■一流の人ほど「時間」を重視する
トップを走る人は何より「時間」を大切にします。
時間は誰にとっても有限です。
お金は貯められますが、時間は貯められません。
だからこそ、時間を生み出すために、
さまざまな工夫をしています。
移動時間など、スキマ時間の活用もその一つです。
移動の電車の中では、書類に目を通したり、
書籍を取り出して学びの時間に変える。
車での移動では、音声教材を流して、
インプットの時間にあてています。
レッスンの合間に生まれた数分も見逃しません。
たとえそれが5分だとしても、天から降ってきた
宝物だとばかりに喜び、自分のピアノの練習に充てる。
真剣そのもの、集中力が違います。
時間の大切さを理解しているからこそ、
毎回のレッスンも真剣勝負です。
今日が最後のレッスンでも悔いは残らない、
そんな強いマインドを感じます。
■時間を守ることが信用を築き上げる
また「時間には厳しい」ことも言えます。
どんなに親しい人との待ち合わせにも、
決して遅れることはありません。
重要な面談やアポイントのときには、
当然早めに現地に到着して待機します。
私も驚くのですが、著名な人ほど、
待ち合わせ時間よりずっと前に来ています。
私の感覚では、最低でも「10分前到着」。
おそらく10分前倒しでスケジュールを立て、
10分前に「そこにいられる」ように動いている。
そこには「信用」と「時間」の関係を
重視していることがうかがえます。
時間を守ることこそ「信用」を築く第一歩。
1分でも遅れたら信用は崩れ落ちる。
■聴く耳は「出会う前」から決まっている
たとえば「ぜひ会ってください!」と面談を
お願いしてきた人がいたとします。
当日、こちらは10分前にカフェに到着。
その人は、5分遅れて平然とやってきた。
どうでしょう?
おそらく、最初から聴く耳はないでしょう。
もしかして、その時点で席を立っているかもしれません。
その人は残念ながら、たった「5分」で
信用を失ったのです。
そして残念ながら、次はありません。
相手の時間を軽視することは、
たくさんの事を失う危険性があるのです。
■人の時間を何より尊重する
先ほどの「10分前到着」の話に戻ります。
その行動の裏には、
「相手を迎え入れるマインド」
があるのではと感じます。
自宅に大切な人を招くのと同じで、駅でもカフェでも、
自分が「先に来て」相手を「迎え入れる」。
相手のことを大切に思うからこそ、
自然とそういう形になるのでしょう。
待ち合わせの場所に、
笑顔でゆったりと待っていてくれる人。
息を切らしてギリギリにやってくる人。
どちらに余裕と思いやりを感じるでしょう?
自分はどちらの人でいたいでしょう?
■時間をいただくことは「人生」をいただくこと
自分の時間以上に「人の時間」を重視する。
そのマインドの背景にあるものは、
「相手の時間は人生そのもの」
という考え方でしょう。
人の人生とは時間の積み重ねでできています。
一瞬一瞬が、まさにその人の人生。
相手の時間をいただくことは、
相手の人生の一部をいただくこと。
こうした考え方が根底にあるからこそ、
どんな人とも真剣に向き合います。
ピアノのレッスンでも同様です。
この子の「人生の一部」を自分は共有している。
だからこそできるだけのことはしたい。
レッスンという限られた時間だからこそ、
たとえ1分でも無駄にしません。
自分に与えられるものであれば全て差し出す。
まさに全力投球です。
相手の時間、そして自分の時間。
その「価値」を知っているからこそ、
物事への真剣さも取り組み方も違うのでしょう。
「時間」への考え方は、
「生き方」につながっていますね。
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