おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
「頭のいい子が育つ クラシックの名曲 世界に羽ばたく音楽の旅」
というCD付きの書籍です。
いつもはピアノ曲集や教材をご紹介していますが、
今回もちょっと趣の違う書籍をご紹介。
子どもがクラシックに親しむきっかけになりそうな
そんな一冊のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」からご紹介すると、
「音楽は不思議です。私たちの心を一瞬にして、よその国や、
べつの時間に連れていってくれます(中略)音楽は、旅行を
『疑似体験』するためのツール(中略)本書のファンタジック
な絵と音楽を通じて、この国はどんな景色なのかな、どんな
人が住んでいるのかな、どんな匂いがするのかな、どんな時間
が流れているのかな、と親子で想像をふくらませてみるのは
いかがでしょう。さあ、世界旅行に出発です!」
とあります。
本書は以前このメルマガでご紹介して反響のあった、
の続編となる書籍。
今回は「旅」をテーマに、世界を旅するように
クラシックの名曲を楽しむ一冊となっています。
書籍のカバーには、
「クラシックの音楽を聴きながら、世界の文化に出会える!
異国への好奇心が芽ばえ、感性が磨かれます」
とあります。
また巻頭の「旅の準備」からご紹介すると、
【場所は?】
⇒この本で訪ねる地域は、ヨーロッパ、ロシア、アメリカ
【時間は?】
⇒いちばん古くて約300年前、新しいもので約80年前
オールカラーで見やすく、巻末には収録されている
曲の詳しい解説が掲載されています。
本書にはCDが2枚付属されていて、まさに
クラシックの名曲ばかりが収められています。
収められている作品をご紹介してみましょう。
【CD1】
世界の文化に触れる 名曲の旅
イタリア・スペイン・フランス・ドイツ
●ウィリアム・テル 序曲(ロッシーニ)
●ローマの松 第1部(レスピーギ)
●ホフマンの舟歌(オッフェンバック)
●誰も寝てはならぬ「トゥーランドット」より(プッチーニ)
●乾杯の歌「椿姫」より(ヴェルディ)
●ハバネラ「カルメン」より(ビゼー)
●ボレロ(ラヴェル)
●亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
●ト長調のメヌエット(ペッツォルト)
●ガヴォット(ゴセック)
●アラベスク第1番(ドビュッシー)
●幻想即興曲(ショパン)
●雨だれ(ショパン)
●愛の夢 第3番(リスト)
●ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲(ワーグナー)
●G線上のアリア(バッハ)
●マタイ受難曲 コラール「おお血と涙にまみれた御頭よ」(バッハ)
●目覚めよと呼ぶ声が聞こえ(バッハ)
【CD2】
世界への好奇心を育む 名曲の旅
オーストリア・イギリス・北欧・東欧・ロシア・アメリカ
●春の声(ヨハン・シュトラウス2世)
●トリッチ・トラッチ・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)
●アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章(モーツァルト)
●ホルン協奏曲 第4番 第3楽章(モーツァルト)
●交響曲第6番 「田園」第1楽章(ベートーヴェン)
●ピアノ・ソナタ 「悲愴」第2楽章(ベートーヴェン)
●威風堂々(エルガー)
●愛のあいさつ(エルガー)
●ホルベアの時代 前奏曲(グリーグ)
●フィンランディア(シベリウス)
●ユモレスク(ドヴォルザーク)
●チャールダーシュ(モンティ)
●革命(ショパン)
●ルーマニア民俗舞曲 棒踊り/足踏み踊り/ルーマニア風ポルカ(バルトーク)
●パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏(ラフマニノフ)
●ロミオとジュリエット 騎士たちの踊り(プロコフィエフ)
●だったん人の踊り「イーゴリ公」より ボロディン
●3つの前奏曲 第1番(ガーシュイン)
●エンターテイナー(ジョプリン)
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◆(2)旅するようにクラシックが聴けるCD付き絵本
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本書の特徴は、前著に引き続き、
「CD付きの絵本」
であるということでしょう。
CDに収められている名曲のイメージを膨らませる、
見開きで読める小さなお話の数々。
絵本のページでは、名曲の世界観を
親しみやすい言葉でイラストとともに紹介。
可愛いタッチからファンタジックなものまで、
子どもたちの想像力をかき立てるイラスト。
全編を通して、文章にはすべて「ふりがな」を付けて
いるのも、大切なポイントではないかと思いました。
イタリアの作曲家の曲、スペイン、フランス、ドイツ、
といった感じで各国の作品をまとめて鑑賞できる、
というのも楽しいアイデアではないかと思いました。
小さい子がオーケストラの名曲に触れる機会は、
それほど多くないのではと思います。
本書のような絵本と共に名曲に親しめるのは、
実は貴重な機会なのかもしれません。
「ボレロ」や「田園」の第1楽章などの演奏時間が
長い作品もフェードアウトなしに全曲聴かせる、
という配慮も重要なポイントではと感じました。
ピアノ曲もたくさん収録されていて嬉しいですね。
音楽を聴きながら絵本を読み聞かせたり、
絵本を単独で読んでも楽しいでしょう。
車でCDを聴くのもよさそうです。
「頭のいい子が育つ」かどうかは分かりませんが、
子どもがクラシックに親しむきっかけにはなるでしょう。
教室の生徒や我が子へのプレゼントにも良さそうな一冊。
ご興味のある先生はお手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『頭のいい子が育つ クラシックの名曲 世界に羽ばたく音楽の旅』新井鷗子・編著
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◆(3)編集後記
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弊社の「ピアノ講師ラボ」の次回の対談は、
「うたう指づくり」「ピアノ・ファーストレッスン」
などのご著書で著名な、原田敦子先生がご登場。
導入期こそテクニックをつけさせるべき、
という理念のもと、生まれた数々のご著書。
長年にわたって全国の先生がレッスンで
使っているベストセラーですね。
今回の対談では「うたう指つくり」「テクニック」
をテーマに幅広いお話を伺いました。
原田先生の穏やかなお話しぶりのなかに、
ピアノ教育への情熱を感じた対談でした。
ちなみに、原田先生との対談の一部を
弊社サイトで公開しています。
もしよろしければ、対談の雰囲気を
感じていただけたら嬉しいです↓
↑2月中にご入会された先生は原田先生の
対談から新しい学びをスタートいただけます
これからも、魅力的な対談が続きます。
ぜひぜひご期待いただけたらと思います。
それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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