株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
昨日お送りしたメルマガ、
これまでにない反響がありました。
せっかくですので、こちらでもご紹介してみます。
「時間=命」といった話題です。
■時間の感度を上げるとうまくいく
私は、手帳の監修をしていたり、
時間術の本を出していたりしますので、
「時間」
については、いつもいろいろ考えています。
その中でひとつ言えるのは、
「時間の感度を上げるといろいろ上手くいく」
ということです。
これはプライベートもそうですし、
レッスンや仕事でも同じことですね。
また、自分の時間もそうなんですが、実は、
「相手の時間」
を考えることがとても重要だと考えています。
さてどういうことでしょうか?
■時間イコール○○
時間は、1日24時間、誰にでも平等に与えられています。
それでも、時間の密度や感じる充実度、
生まれた成果物に差が出るのは、
「時間の感度の違い」
なのではと思っています。
人に与えられた時間は限られています。
下に落ちていく砂時計の砂のように、
生まれた瞬間から確実に減っていく。
お金は貯めることはできても、
時間だけは貯められない。
これが「時間=命」と言われる理由ですね。
だからこそ、時間を大切にすることは、
自分の命を大切にすることでもあるのです。
■相手の時間=○○
そう考えると、自分以外の人の時間への
「見え方」も変わってくると思います。
たとえば今日、お友達のピアノの先生と、
お茶をする予定だとします。
それが1時間だとすると、お友達の先生の
「1時間」をいただいていることになります。
先ほどの考え方ですと、お友達の先生の
「1時間分の命」
をいただいている、とも言えます。
もっというと、もしかしてそのお友達の先生は、
子どもをどこかに預けたり、介護中の親を誰かに頼んだり、
あるいは、何か他の人との約束を脇に置いて、
会いに来てくれたのかもしれません。
だとすると、その先生の「1時間分の命」プラス、
「たくさんの人の命」をいただいていることになります。
そう考えると、これから会う予定の、
お友達の先生への向き合い方、
その「1時間」という時間の過ごし方、感じ方、
同じ時間を共有することへの喜び、
大げさにいうと、会えることだけでも、
ほぼ奇跡的なことのようにも思えてきます。
■会議に遅刻してはいけない理由
よく言われるのは、たとえば会社の会議。
20人集まる会議に、5分遅れたとします。
1人にかかる1時間あたりのコストが1万円とすると、
「5分」のコストが1人あたり約833円。
これが20人分ですから、5分遅刻しただけで、
「約16,666円」のコストが無駄になるわけです。
10分だと33,332円、15分だと5万円近いロスです。
ビジネス風にお金で計算してみましたが(笑)
ただそもそも、人の時間はお金では換算できません。
さきほどお伝えしたように「時間=命」であれば、
5分遅刻して、会議を遅らせたということは、
「20人分の5分という命を無駄にした」
ということとイコールなわけですね。
人が集まる場所に遅刻してはいけない理由は、
そういうところに本質があるように思います。
■レッスン=命がけ
ある先生がおっしゃっていました。
「毎回のレッスンが命がけよ」
私たちは、10年後も今と同じように、
レッスンできている保証はどこにもありません。
1年後も、言ってみれば明日だってそうです。
であれば、悔いのないレッスンをするためには、
今日一日のレッスンを全力で取り組むしかありません。
そして、明日もあさっても、1年後も。
先ほど「時間=命」とお伝えしました。
レッスンすること(時間をつかうこと)は、
私たちの命を提供していることと同じです。
ただ裏返せば、
生徒一人ひとりの命をいただいているとも言える。
つまり、ピアノのレッスンは、
「命と命のぶつかり合い」でもあるわけです。
先ほどの先生が「毎回のレッスンが命がけ」と
おっしゃった理由はそこにあるでしょう。
今、レッスンできている自分に感謝して、
同じ空間にいる生徒に感謝して、
精魂込めて(命がけで)レッスンをする。
その先生の姿に、生徒が「何か」を感じる。
それが「教える」ということの本質では、
と思ったりします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★全国4,878名のピアノの先生が購読する無料メルマガ
「成功するピアノ教室」ご登録はこちら
↑毎週土曜日の朝に配信中。配信解除もいつでもすぐにできます
★次回6月号はいよいよ石黒加須美先生がご登場!
自宅に著名な先生のレッスン法がCDで届く!「ピアノ講師ラボ」
★「ピアノ講師ラボ」から生まれた書籍。おかげさまで「5刷」になりました!
★「現場の先生直伝 生徒が夢中になる!ピアノレッスン アイデアBOOK」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━