ソルフェージュ指導のヒントが満載の一冊「ソルフェージュの庭　楽しくマスターするヒント 」佐怒賀悦子・著

おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「ソルフェージュの庭　楽しくマスターするヒント」

という教材です。

ピアノ教育において、ソルフェージュは、
とても重要ものであることは間違いありません。

また、音楽の世界を広げるためにも、
ソルフェージュは欠かせないものでしょう。

今回は、ソルフェージュ関連の教材のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「ソルフェージュは楽しい！」から引用すると、

「本書は、ソルフェージュ……つまり、音楽の基礎訓練の
楽しい入門書です。みなさんが楽器を演奏したり、歌を
歌ったり、音楽の楽しみを広げたりするために役立つ、
とっておきの方法をお届けします！（中略）ソルフェー
ジュを1人で練習する方法、友達と練習する方法、みんな
で楽しく練習する方法を紹介していきます」

とあります。

著者は、日本ソルフェージュ研究協議会の理事、
そして上野学園大学の教授でもある佐怒賀悦子先生。

数々のソルフェージュ関連のご著書がおありです。

本書の構成としては「Unit1～Unit4」までで、
ソルフェージュ学習の基本的なポイントを、

その後、Unit33まで、さまざまな練習方法を
具体的に示しています。

「本書の使い方」から引用すると、

「本書の大きな特色は、音楽を身体を通して感じ取ることです。
頭で考えるだけでなく、ぜひ、身体を動かして実践してみましょう」

とあるように、ただの座学ではなく、本書の内容を、
身体で感じ取ることを推奨しています。

なお「あとがき」にもありますが、本書は月刊誌
「バンドジャーナル」の連載を書籍化したもの。

「音楽を愛好する中・高・大生、音楽の専門家を志して
いるみなさん、ソルフェージュでつまずいてしまって
悩んでいる方、中高生を指導している先生方」

などに参考にして欲しい、とあります。

本書に収められている曲目をご紹介しましょう。

○ソルフェージュは楽しい！
○本書の使い方

○SectionI－リズム
○SectionII－音高・音程・音階・メロディ
○SectionIII－ハーモニー・ポリフォニー
○SectionIV－まとめ

○ソルフェージュ～自分の音楽の世界を広げるために
○あとがき

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◆（２）ソルフェージュ指導のヒントが満載の一冊

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ソルフェージュといえば、音大の受験科目、
というイメージがあるかもしれません。

私も視唱や聴音、楽典などの勉強は、
主に音大受験のためにやった記憶があります。

ただ、本来ソルフェージュとは音楽を理解し、
心から楽しむためにあるもの。

そう考えると、学生にとっての取り組む姿勢や、
ピアノ教室での指導の在り方も変わってくるでしょう。

本書も、そのようなコンセプトで活用すると、
得るものの価値がグンと上がるのではと感じました。

本書の内容は、著者が学生や子どもに実践して、
効果を上げてきた方法ばかりを収録。

より実践的な内容になっているのはその理由でしょう。

本書を精読してみて、なるほどと思った
項目を挙げてみると、

●（手をたたく練習で）目で見て、たたく空間が
一定になるようにすれば、テンポが一定になる

●リズムの模倣は、ボディパーカッションを
取り入れると楽しくなる

●混合拍子の7拍子を練習するときに、
「雨ニモマケズ風ニモマケズ」を唱えるといい

●リステッソ・テンポの練習方法

●良い音程で歌うコツは三和音の
一番上の音に声を溶け合わせてみること

●メロディの音楽的な表現（アナクルーズ）について

譜例も豊富で、取り組みやすいところが特長でしょう。

ピアノの先生にとっては、ソルフェージュ指導の
ヒントが得られる一冊と言えるのではないでしょうか。

ご興味のある先生は、ぜひお手に取ってみてください。

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『 ソルフェージュの庭　楽しくマスターするヒント 』佐怒賀悦子・著

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◆（３）編集後記

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あっという間に7月に入りましたね。

子どもたちにとっては、もうすぐ夏休み。
きっと楽しみにしていることでしょう。

それにしても、暑い日が続きますので、
体調には十分留意していきたいものです。

そして、笑顔でレッスンしたいものですね。

それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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