いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

昨日配信したメールマガジンに反響があったので、
こちらのブログでもシェアしてみます。

・・・ ・・・ ・・・

どんな人にとっても嬉しいのは、

「他人に感謝されたとき」

ではないでしょうか。

これは、もともと人間に備わっている、
もっとも純粋で尊い感情のように思います。

たとえば、前を歩いていたサラリーマンが落とした
定期入れをすかさず拾って渡してあげたとき、

銀行のATMで困っている外国の方に、
操作の仕方を教えてあげたとき、

遠くに行く友人の引っ越しを手伝ってあげたとき…

誰かに喜ばれたことが、同じくらい、
いえ、それ以上に自分も嬉しかった。

そういう経験は誰にでもあると思います。

■そもそも仕事とは…

考えてみると「仕事」とはそもそも、
誰かを喜ばす、誰かに喜ばれる、

そういうもののような気もします。

ピアノのレッスンも同じですよね。

「先生のおかげで弾けるようになりました」

「先生は大切な何かを教えてくれました」

自分が施したことに対して、
相手が喜びを感じてくれたとき、

この仕事の尊さや、やりがいを感じます。

■ピアノを教えていた女の子から

以前、ピアノを教えていた女の子から
思わぬ嬉しい連絡がありました。

お別れしたときは中学生だったのですが、
今は保育系の大学に通っているとか。

「大学ではピアノのレッスンの授業があり、
先生が教えてくれたことがとても役立っています」

そんなメッセージと共に送ってくれた成人式の写真。

ピアノを教えることをしていてよかった、
と純粋な喜びに浸った時間でした。

■私はどうしてピアノを教えているのか?

ピアノを教え始めたきっかけや動機は、
人それぞれだと思います。

小さい頃から指導者を目指していた人、
ひょんなことから教え始めた人もいるでしょう。

いずれにしても、今も教え続けているわけですよね。

そこで、ちょっと立ち止まって考えてみる。

「そういえば、どうして私はピアノを教えているんだろう?」

時間はかかるかもしれませんが、
とにかく深く掘り起こしてみてみます。

もしかして、他にすることがなかったから、
お金を稼がなければいけなかったから、

最初はそんな理由なのかもしれません。

けれども、そこをさらに粘り強く掘り起こしていきます。

すると、すごく純粋な「何か」に行き当たります。
たぶん多くは、小さいころの感情だと思います。

「やっと家にピアノが来たときの涙が出そうな喜び」

「演歌しか知らないお父さんが自分のピアノを褒めてくれた」

「発表会でもらったびっくりするほどの拍手」

「努力すれば必ず報われるとピアノが教えてくれたこと」

そういう自分の心の奥にしまい込まれていた、
大切な何かが見えてきます。

いわゆる「原点」というものです。

■一生をかけて伝えていきたいこと

それは、きっと誰一人として同じではない、
自分だけの宝物のような経験。

そしてこれが、ピアノ指導者である「わたし」が、

「一生をかけて伝えていきたいこと」

である事実。

ここを忘れないでレッスンしている先生、
何とか伝えようと努力している先生は、

どうしたっていつも輝いています。

なぜなら「自分らしさの原石」を
磨き続けているわけですから。

伝えたいことは人それぞれ、その方法も違います。

でも、ピアノ指導者としての「自分らしさの原石」を
見失わずに、ただただ自分を高め続ける。

何年後か何十年後なのか分かりませんが、
きっとその先にある生徒からの、

「大切なことを教えてくれてありがとうございます」

その一言のために、
そこで受け取る喜びのために。

私たちがピアノを教える理由が、
そこにあるのかもしれません。

<弊社メルマガ「成功するピアノ教室」vol.485より>

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貴重なお時間に、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

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