いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
今日も以前のメールマガジンで反響があったものを、
こちらのブログでもシェアしてみます。
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最近読んだ「世界標準の子育て 船津徹・著(ダイヤモンド社)」という本に、
驚くことが書いてありました。
財団法人日本青少年研究所が、日本、韓国、
中国、アメリカの高校生を対象に行った意識調査。
「私は価値のある人間である」
という質問に「YES」と答えた割合を調べたそうです。
結果はというと…
「日本7.5%」「韓国20.2%」「中国42.2%」「アメリカ57.2%」
いかがお感じになられたでしょうか。
日本の高校生が自分のことをどう思っているか…
この結果に少なからず驚かれた方もいるでしょう。
簡単にいうと、
「自分が好きではない」「自分に自信がない」
という高校生が多いということでしょう。
もちろん、謙遜の部分はあるかと思いますが、
それにしてもあまりに低い数字ですよね。
■自信を育てるのが教育
同書には、子どもの自信を強くさせれば、
子育ての90%は成功したも同然、とありました。
そのうえで、ではどうすればいいのか、
といった点を論じています。
たとえば、自分の意志で取り組ませ、
成功体験を積ませる、
答えのない問題にどう考え、どう取り組むか、
という「考える技術」を身につけさせる、
多様性の世界を生きるための、
コミュニケーション能力をつけさせる、
そういったことが書いてあります。
さらに、愛情によって「根拠のない自信」を
つけさせる(0歳~6歳)のは、親の役割。
7歳から12歳は、自分の努力によって、
「根拠のある自信」を育てていく。
そのために、習い事に参加させて、
研鑽と努力で自信を勝ち取っていくのが重要。
そんなことも書いてあります。
■音楽教室の価値が眠っている?
ここまで読んできて、習い事のひとつである
ピアノ教室(あるいは音楽教室)の価値、
そして、われわれピアノ指導者の存在意義が
見えてくるように思います。
○ひとつのこと(楽器)に継続して取り組む
○音楽という答えのない問題に取り組ませる
○他者との関わりでコミュニケーション能力を育てる
「根拠のある自信」を自分で身につけるために
必要な要素が、ピアノ教室で得られるわけです。
とくに「継続すること」は大きな自信になります。
10年もピアノを続けていれば、ある程度
「特技」といえる領域まで行けるでしょうし、
「続けてきた」という揺るがない事実が、
何かあったときの拠りどころになる。
また、楽譜から何かを読み取り、
理想の演奏を追求することは、
自分で答えを導き出そうとする活動に
大いに関係すると言えます。
さらに、発表会などで他の生徒と連弾をしたり、
アンサンブルでひとつの音楽を創り上げる。
役割を与えることで、そこに人と人との
コミュニケーションが発生するわけで、
家庭や学校だけでは得られない「何か」を
身に付けられる可能性も高いと言えます。
(もちろんこれらのことは、指導者の力量に
左右される部分が大きいことは言うまでもありません)
■やはりレッスンは教育でもある
ここまで考えていくと、ピアノ教室の役割、
というものの幅広さが明確になります。
子どもたちにピアノを上達させ、
音楽の虜にさせることは大前提として、
人として生きる上での、
「根拠のある自信」
を身につけさせるのにピアノはもってこいの
習い事である、と言っても良さそうです。
たとえば、生徒募集の際に、
「楽しくピアノが学べる教室です」
と打ち出す教室は少なくありません。
ただ、現在、そしてこれからの親が習い事に望むのは、
「我が子をどういう人間に育ててくれるのか?」
というもっと大きなビジョンかもしれない。
そうであるのならば、これからの
ピアノ教室が打ち出すべきは、
「あなたのお子様を○○な人間に育てるピアノ教室」
こうした大きなビジョンなのかもしれません。
ピアノという習い事に求めるもの、
求められているものを見極め、
それを上手に汲み取って打ち出していく。
これからのピアノ教室には、
そんなことが必要かもしれませんね。
<弊社メルマガ「成功するピアノ教室」vol.473より>
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貴重なお時間に、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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