今回のCD教材は「虹のように(道和書院)」のご著書や全国でのコンサート、セミナー等で著名な、赤松林太郎先生との対談をお届けいたします。業界では知らない先生はいらっしゃらないほどの赤松先生。全国での講座では毎回満席、空き待ちも出るほどの人気です。博覧強記で知られた赤松先生ですが、今回の対談では、ピアノ指導で最も重視すべき点や、本当の読譜の仕方、四期を学ぶ理由など、今日からのレッスンで活かせるお話をメインにお聴きしてみました。実践的なお話ばかりですので、すぐにお役に立てる内容ばかりではないでしょうか。ちなみに、12月号は前編を、次回1月号では後編として、赤松先生のお話をたっぷりとお届けいたします。ぜひご期待いただけたらと思います。
- 赤松先生が考える「音楽とは?」
- ピアノ教育でこれだけは大切だと思われること
- 良い演奏とは○○だけは犯さないこと
- レッスンでもっとも重要なポイントはこれだ!
- 赤松林太郎先生のご紹介と留学時代のお話
- 言語化することと表現することの関係とは?
- インヴェンションを使っての「正しい楽譜の読み方」
- 弾けなければ新たなエチュードを作ってあげる
- 本当の「暗譜」とは音符を覚えることではない
- 四期を教えるために本当に必要はことは○○
赤松林太郎先生プロフィール
2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や故・芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990年全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。1993年には仙台市教育委員会より平成 5年度の教育功績者に表彰。神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。ピアノを熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディ、音楽学を岡田暁生の各氏に師事。
2000年にクララ・シューマン国際ピアノコンクール(審査員にはマルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレなど)で第3位を受賞した際、Dr.ヨアヒム・カイザーより「聡明かつ才能がある」と評された。国際コンクールでの受賞は10以上に及ぶ。国内各地の主要ホールはもとより、 アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、台湾、コロンビアなどを公演で回る。近年では2013年よりウィーン各地で室内楽コンサートを開始、2013年秋にデュッセルドルフにてリサイタル、2014年春に生前のバルトークが使用したピアノ(ハンガリー科学アカデミー所蔵)でリサイタル、また2015年春のドナウ宮殿におけるドナウ交響楽団との共演を成功させ、夏はミラノでソロリサイタル、秋はブダペスト、ウィーンにて公演。
これまでに新田ユリ、手塚幸紀、堤俊作、西本智実、山下一史の指揮のもと、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラ、ロイヤルチェンバーオーケストラなどと共演。NHK交響楽団や東京フィルハーモニー管弦楽団などのメン バーと室内楽も行い、多くの音源(YouTube)に残している。2014年にキング・インターナショナルから《ふたりのドメニコ》(レコード芸術準特選盤)と《ピアソラの天使》をリリースして各誌で絶賛される。500名以上の指導に携わり、国内外の主要なコンクールで多くの受賞者を輩出している(PTNA特級グランプリ・銀賞・銅賞など)。審査員やマスタークラスの講師はもちろん、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持っている。「美しいキモノ」ではモデルも務める。
全日本ピアノ指導者協会正会員、演奏研究委員。2014年よりブダペスト国際ピアノマスタークラス(ハンガリー国立リスト音楽大学・共催)にて講師を務める。2016年より洗足学園音楽大学客員教授。
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